注文住宅の設計段階では、営業・設計士から様々なオプションを提案されます。「全部入れたい」という気持ちと「予算オーバー」の現実の間で悩んだ記憶があります。2年住んで、何が良くて何がいらなかったかを正直にお伝えします。
らく子
はた夫採用して良かったオプション TOP5
1位:ミーレ ビルトイン食洗機
繰り返しになりますが、これが最も「入れて良かった」設備です。毎日の洗い物から解放されることの価値は、費用を大幅に上回ります。
費用:+25〜35万円程度
満足度:★★★★★
2位:太陽光発電+蓄電池
電気代削減・停電対策・精神的安心感の三拍子揃った設備投資。2年経った今も毎月の電気代を見るたびに「入れて良かった」と感じます。
費用:+150〜250万円程度(補助金活用後)
満足度:★★★★★
3位:TOTO浴室(ラクポイ床)
週1回の掃除で十分な清潔さを保てる床は、地味に毎日の生活の質を上げます。浴室掃除のストレスがほぼゼロになりました。
費用:+5〜10万円程度(グレードアップ分)
満足度:★★★★☆
4位:ウォークインクローゼット(主寝室)
衣類管理が劇的に楽になりました。特に子どもが生まれてから、衣類の量が増えましたが、ウォークインクローゼットがあることで収納に困っていません。
費用:間取りによるが+5〜20万円程度
満足度:★★★★☆
5位:宅配ボックス(外構工事時に一体設置)
再配達ゼロの快適さは前述の通り。建築時に設置したことで、外観との統一感も良く、後悔ゼロです。
費用:+5〜15万円程度(外構込み)
満足度:★★★★☆
いらなかったオプション TOP3
1位:床暖房(全室)
リビングに床暖房は快適でした。ただし、子ども部屋・書斎にまで床暖房を入れたのは過剰でした。使用頻度を考えると、LDKだけで十分だったと思います。
電気式床暖房の全室設置は電気代も増加します。太陽光発電でカバーできているものの、計画段階で「LDKのみ」にすれば良かったです。
費用:+30〜60万円(全室分)
いらなかった度:★★★☆☆(LDKのみなら良かった)
2位:ミラーキャビネット(洗面台の大型オプション)
大型のミラーキャビネットを採用しましたが、実際には標準仕様で十分でした。追加費用に見合った使い方ができていません。
費用:+5〜10万円
いらなかった度:★★★☆☆
3位:電動シャッター(全室)
防犯・遮光目的で全室に電動シャッターを入れましたが、実際に使うのはリビングのシャッターのみ。子ども部屋・書斎のシャッターはほとんど動かしていません。
必要な部屋にだけ絞れば費用を抑えられました。
費用:+20〜40万円(全室分)
いらなかった度:★★★☆☆(必要な部屋だけで良かった)
オプション選びの考え方
「毎日使うか?」を基準にする
高頻度で使うオプション(食洗機・太陽光など)への投資は価値が高い。低頻度のオプション(特定の部屋の床暖房・電動シャッターなど)は費用対効果を慎重に考える必要があります。
「後から追加できるか?」を確認する
ビルトイン系設備(食洗機・太陽光)は後からの追加が難しいため建築時に投資する価値が高い。照明・家具などは後から自由に変更できるので、設計段階で無理に決める必要はありません。
まとめ:設備投資の優先順位
| 優先度 | オプション | 理由 |
| 最優先 | 食洗機・太陽光・蓄電池 | 後付け困難・毎日使う・コスパ最大 |
| 高い | 浴室グレード・収納 | 毎日使う・変更が難しい |
| 検討 | 床暖房(LDKのみ)・シャッター(必要な部屋のみ) | 範囲を絞れば価値あり |
| 不要 | 使わない部屋のオプション | 費用対効果が低い |
──以上、愛知県名古屋市の共働き夫婦・はた夫&らく子でした。それではまた、次の記事で!
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検討したけど採用しなかったオプション
「採用したもの」だけでなく「見送ったもの」も参考になると思うので、設計段階で悩んだ末に不採用にしたオプションと、2年経った今の感想をお伝えします。
造作洗面台(見送って正解)
デザイン性に惹かれましたが、+20万円の見積もりに対しメーカー既製品で十分と判断。2年使って既製品に不満はなく、見送って正解でした。
2階トイレのタンクレス化(見送って正解)
1階はタンクレスにしましたが、2階は通常タイプに。使用頻度が低い2階に+15万円の価値はないと判断し、これも正解だったと感じています。
リビングの勾配天井(今でも少し迷う)
開放感は魅力でしたが、冷暖房効率の低下と照明・メンテナンス費を考えて見送りました。友人宅の勾配天井リビングを見るたびに少しうらやましくなりますが、エアコン効率を考えると我が家には合理的な判断だったと思っています。
オプション費用の総額と資金計画
我が家が最終的にオプションにかけた費用は、太陽光・蓄電池を除いて約120万円、太陽光関連を含めると約320万円でした。当初予算から約70万円オーバーしましたが、「毎日使うもの優先」の原則で取捨選択した結果、後悔はほぼありません。
オプション費用は住宅ローンに組み込めるため、月々の返済額に換算すると数千円の差です。ただし「ローンに入るから」と気が大きくなるのは危険で、我が家も一度リストアップした全オプションの合計が200万円を超えて青ざめました。注文住宅の総費用を公開に全体の資金計画をまとめています。
「施主支給」でオプション費用を抑える選択肢
オプション費用を抑える方法として、我が家が一部活用したのが「施主支給」です。これは、照明やカーテン、一部の住宅設備などを施主自身がネットなどで購入し、取り付けだけをお願いする方法です。メーカー経由で頼むより、同じ製品が安く手に入ることがあります。
我が家は照明器具の一部とトイレットペーパーホルダー・タオルバーなどの小物を施主支給にして、数万円分を節約できました。ただし注意点もあります。施主支給は対応してくれないハウスメーカーもあり、保証の対象外になる場合や、取り付け工賃が別途かかる場合があることです。我が家も「これは支給OK、これはNG」とメーカーに細かく確認しながら進めました。何でも施主支給にすればよいわけではなく、「既製品で十分なもの・取り付けが簡単なもの」に絞るのがコツです。標準仕様やメーカーオプションと比較して、本当に得かどうかを見極めて使うと、賢く予算を配分できます。
よくある質問
Q. オプションの値引き交渉はできる?
A. 我が家の場合、単品の値引きは難しかったですが「複数オプションをまとめて契約するのでこの総額にしてほしい」という交渉で約10万円調整してもらえました。
Q. 収納系のオプションはどう判断する?
A. 収納は後から増やしにくいため優先度高めです。ただし我が家は計画ミスもありました。詳しくは注文住宅の収納計画、後悔した5つのことで公開しています。
Q. ハウスメーカーによってオプション価格は違う?
A. 大きく違います。同じ食洗機でもメーカー経由か施主支給かで数万円変わることも。注文住宅ハウスメーカーの坪単価ランキングで5社比較の実体験を書いています。
2年住んだ結論:迷ったら「毎日触るか」で決める
オプション選びを振り返って思うのは、満足度の高かった設備はすべて「毎日触るもの」だったということです。食洗機・太陽光・浴室・収納はどれも1日も欠かさず使っています。一方で後悔が残ったのは「たまにしか使わない部屋への投資」でした。設計打ち合わせでオプション表を前に迷ったら、「この設備に家族が毎日触れるか?」と自問してみてください。我が家の経験上、この基準で選べば大きな失敗はありません。


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