「朝起きた瞬間からもう疲れている」「夜寝る前に明日のことを考えると気が重い」。育休明けに復帰したばかりの頃、私たち夫婦の毎日はまさにこんな状態でした。共働きで子育てをしていると、時間がいくらあっても足りません。
正直に言うと、最初の3か月は本当に限界でした。でも、家電・サービス・夫婦の仕組み化に「投資」をしたことで、今では夫婦ともに笑顔で夕食を食べられる余裕が生まれています。この記事では、私たち夫婦(30代・愛知県名古屋市・注文住宅で3歳児を育児中)が実際に試して効果のあった時短術15個を、リアルな金額と感想付きでまとめました。
らく子
はた夫育休明け復帰直後、毎日が限界だった話
朝6時〜夜22時の地獄のタイムライン
復帰直後の平日スケジュールは、こんな感じでした。
- 6:00 起床・朝食準備・自分の身支度
- 7:00 子どもを起こしてご飯・着替え
- 7:45 保育園送り
- 9:00〜17:30 勤務(時短勤務)
- 18:15 保育園お迎え
- 18:45 夕食準備しながら子どもの相手
- 19:30 夕食・お風呂
- 20:30 寝かしつけ(一緒に寝落ちすること多数)
- 22:00 起きて洗濯・食器洗い・翌日の保育園準備
- 24:00 就寝
平日は自分の時間ゼロ。夫婦の会話は連絡事項のみ。これが5日続くと、土曜の朝にはもう動けませんでした。
「これは無理だ」と思った瞬間
復帰1か月目のある夜、洗い物の山を前に泣いてしまったんです。夫が「これ、続けるのは絶対無理だよ。お金で解決できるものは全部解決しよう」と言ってくれて、そこから本格的に時短への投資を始めました。
【2026年8月追記】実際の平日1日の流れを、そのまま公開します
ここから先は家電やサービスの紹介になりますが、その前に「じゃあ結局、1日をどう回しているのか」を先に出しておきます。道具の名前より、こちらのほうが参考になるはずなので。
先に結論を書くと、我が家のやり方はこの一言に尽きます。
🔁 「自分が動いている間、家電にも同時に動いてもらう」
家事を速くやるのではなく、家事が勝手に進んでいる時間を増やすという考え方です。
朝:起きた瞬間から、家電を3台動かす
| やること | 同時に動いているもの |
|---|---|
| 起床。夜のうちに回しておいた食洗機とドラム式を片づける | — |
| 片づけたドラム式に、すぐオシャレ着(洗濯のみ)を入れて回す | ドラム式(1回目) |
| 朝ごはんの準備 | ドラム式(1回目) |
| 同時に夜ごはんのメイン用にホットクックの下ごしらえをして、セットまで済ませておく | ドラム式(1回目) |
| オシャレ着を干す | — |
| 干しながらお風呂を「こすらず洗えるスプレー洗剤」で掃除 | — |
| 出勤するタイミングで、パジャマなどをドラム式に入れて回す | ドラム式(2回目) |
ポイントは「朝ごはんを作りながら、夜ごはんの準備も終わらせている」ところです。ホットクックは材料を入れてセットしておけるので、朝のうちに済ませておけば帰宅後のメインはもう作らなくていい状態になります。
帰宅後:メインは「もうできている」状態から始まる
- 帰宅したら、保育園から持ち帰った汚れものをドラム式に入れて回す(3回目)
- 朝セットしておいたホットクックでメインを作りながら、汁物と副菜だけを作る
- 食べ終わったら食洗機にぶち込む
- お風呂に入ったあと、その日使ったタオル類をドラム式に入れて回す(4回目)
帰宅後に一から3品作ろうとすると、どうしても回らなくなります。メインが朝の時点で確定していると、帰ってからやることが「あと2品」に減ります。これが平日を成立させている一番大きな要素です。
夜:寝ているあいだに掃除と洗濯を終わらせる
寝る前に食洗機とドラム式をもう一度セットして、動かしたまま寝ます。朝、それを片づけるところから1日が始まる——冒頭に戻るわけです。
掃除機はSwitchBotで自動化したロボット掃除機が毎晩勝手にかけてくれます。「掃除機をかける」という家事が、そもそも予定表から消えている状態です。
いちばん効いたコツ:ドラム式は「詰めすぎず、1日2〜3回」
ドラム式洗濯乾燥機は、詰め込むと乾きません。少量ずつ、1日2〜3回に分けて回すほうがしっかり乾いて、結局ラクです。
「まとめて1回で回したほうが効率的なはず」と思いがちですが、逆でした。詰め込むと生乾きになり、結局そこだけ干し直すことになって手間が増えます。
上のタイムラインで洗濯が1日4回登場しているのは、サボっているわけでも洗濯物が多いわけでもなく、意図的に分けているからです。オシャレ着・パジャマ・保育園の汚れもの・タオル類と、性質でも分かれるので、分けたほうが都合がいいという事情もあります。
自動化できたもの/できなかったもの
スマート家電まわりは、うまくいったものとそうでないものがはっきり分かれました。これから導入する方のために、できなかったほうも正直に書いておきます。
| 内容 | |
|---|---|
| ✅ できた | エアコン:AlexaスピーカーとSwitchBotで「○時になったらオン/オフ」「○度以下・○度以上で自動オンオフ」。帰宅時にはもう快適な室温になっているのでストレスがない |
| ✅ できた | テレビ:赤外線リモコンなのでSwitchBotで操作可能。地味に助かる |
| ✅ できた | ロボット掃除機:SwitchBot連携で毎晩自動稼働 |
| ❌ できなかった | 電動シャッター:自動化に組み込めませんでした。ここは残念な点です |
| ❌ できなかった | ダウンライト:赤外線で操作する方式ではないためSwitchBotの対象外。音声操作も自動化もできていません。物理スイッチを押すタイプのSwitchBot製品もありますが、そこまでは導入していません |
照明を音声で操作したい人は、家を建てる段階で「赤外線リモコン対応の照明にするか」を確認してください。ダウンライトは見た目がすっきりする代わりに、後からスマート化する手段が限られます。ここは建ててから気づいた盲点でした。
ロボット掃除機を2階にも置くか問題
一時期、2階用にもう1台買おうかと本気で考えていました。結論としては買っていません。
2階は週末にかけられれば十分だと気づいたからです。今はたまに2階へ本体を持っていって稼働させるという運用にしています。
今使っているのはEufy(ユーフィー)のX8 Pro・セルフエンプティステーション付きです。選定基準は「髪の毛が絡まりにくい」「管理がラク」の2点でした。マッピング機能があるので、2階に持っていっても問題なく間取りを認識してくれます。そのため「各階に1台」は必須ではありませんでした。
ロボット掃除機の選び方は「ロボット掃除機おすすめ|140平米の家で2年使ったリアルな感想と選び方」に詳しく書いています。
家事を減らした5つの「家電投資」
1. ドラム式洗濯乾燥機(約25万円)
最初に買ったのがこれ。Panasonicの「NA-LX129B」を約25万円で購入しました。「洗う→干す→取り込む→たたむ」の4工程のうち、「干す・取り込む」が消滅。我が家の試算では、1日30分×365日=年間182時間の削減です。
時給1,500円換算なら27万円相当。1年で元が取れました。
2. 食洗機(ミーレ45cm・追加255,000円)
注文住宅を建てるときに、フロントオープンのミーレ(ビルトイン・45cm)を導入しました。見積書の実額で255,000円(税抜)の追加でしたが、これも本当に投資して正解。1日40分×365日=年間243時間の削減です。
なお賃貸時代は、後付けのパナソニックNP-TZ300(約9万円)を使っていました。卓上型でも十分効果があるので、賃貸でも諦めないでほしいです。
3. ロボット掃除機+床拭きロボット(約8万円)
ルンバi5(約5万円)とブラーバ ジェットm6(約7万円)の2台体制です。出勤時にスイッチを押して出るだけ。帰宅すると床がキレイ。これだけでQOLが爆上がりしました。
4. ホットクック(約6万円)
シャープのKN-HW24G。材料を切って入れてボタンを押すだけ。カレー・肉じゃが・無水ポトフが「火加減を気にせず」できます。夕方の調理ストレスが激減しました。
5. 電気圧力鍋(約2万円)
ホットクックと併用。煮込み系を2品同時進行できるのが強いです。朝セットして、帰宅したら出来てるパターンが我が家の定番。
家電投資まとめ表
| 家電 | 価格 | 年間削減時間 |
| ドラム式 | 25万円 | 182時間 |
| 食洗機 | 12万円 | 243時間 |
| ロボット掃除機 | 8万円 | 121時間 |
| ホットクック | 6万円 | 90時間 |
| 電気圧力鍋 | 2万円 | 45時間 |
合計で年間681時間(1日換算で約1.9時間)の削減。これが家電投資の威力です。
サービスを使って時間を買った5つの選択
6. 保育園の送迎シッター(月2〜3万円)
夫婦どちらも残業が入った日に活躍。地域のファミリーサポート(1時間900円)と、民間シッター(1時間2,500円)を使い分けています。「もう間に合わない!」のストレスが消えます。
7. 生協(コープあいち)の定期宅配(週8,000円)
買い物に行く時間がそもそも捻出できないので、生協は必須。離乳食・幼児食シリーズも豊富で、名古屋エリアは配達曜日が選べるのも便利です。
8. 家事代行サービス(月1回・1.5万円)
CaSy(カジー)で水回りメインの3時間プラン。お風呂・キッチン・トイレを月1で徹底清掃してもらうと、平日掃除のハードルが下がります。
9. クリーニング宅配「リネット」
夫のスーツ・ワイシャツはまとめてリネット。店舗に持ち込む時間がないので宅配一択。月2,000〜3,000円で済んでいます。
10. ふるさと納税で食費&時短
豚肉小分けパック・冷凍うなぎ・カット済み牛タンなど「下処理不要」の返礼品を選ぶのがコツ。年間10万円分を活用して、食費だけで3〜4万円相当浮かせています。
夫婦の家事分担を仕組み化した方法
「担当制」から「状況に応じた分担」に変えた理由
当初は「ゴミ出しは夫」「料理は妻」と固定担当制でした。でも、出張・残業・体調不良で簡単に破綻します。今は「気づいた方・余裕がある方がやる」に変えました。
Notionで家事リストを共有管理
我が家のNotionには「毎日タスク」「週次タスク」「月次タスク」の3つのデータベースがあります。
- 毎日タスク:保育園準備・夕食・お風呂・寝かしつけ
- 週次タスク:シーツ交換・お風呂洗い・冷蔵庫整理
- 月次タスク:ふるさと納税チェック・サブスク見直し
チェックボックスを付けるだけ。「やった/やってない」が可視化されるので、不満がたまりにくいです。
夫が自発的に動くようになったきっかけ
「ありがとう」を意識的に1日3回伝えるようにしたら、夫の動きが明らかに変わりました。タスクを指示するより、感謝を伝える方が10倍効果があります。
時短のために「やめたこと」リスト
アイロンがけをやめた
ノンアイロンシャツに全部入れ替えました。1枚4,000円程度ですが、毎週のアイロン時間がゼロに。
手の込んだ料理をやめた
平日は「ホットクック+市販の惣菜+カット野菜サラダ」が定番。栄養バランスは気にしますが、見栄えは諦めました。
完璧な掃除をやめた
ロボット掃除機が拾えないところは「週末でいい」と割り切りました。床に物を置かないルールにしたら、それだけで掃除が楽になりました。
SNSの長時間チェックをやめた
夜の隙間時間をダラダラとスマホに使っていたのをやめて、夫婦の会話or睡眠に。これも立派な時短です。
まとめ:時短への投資は共働き生活の質を劇的に上げる
家電だけで初期費用は約53万円、サービスは月3〜5万円かかります。「高いな」と思われるかもしれません。でも、夫婦のメンタルが安定して、子どもに笑顔で接する余裕が生まれることを考えると、これ以上にコスパの良い投資はないと断言できます。
時短は「サボり」ではなく「家族の時間を作るための戦略」です。まずは1つ、ドラム式洗濯乾燥機か食洗機から始めてみてください。1か月で世界が変わります。我が家も、最初の1台を導入したことで「お金で時間を買う」感覚に確信が持て、そこから少しずつ仕組みを増やしていきました。全部を一気に揃える必要はありません。今いちばん負担に感じている家事から、ひとつずつ手放していくのがおすすめです。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。同じように頑張る共働き夫婦の参考になれば嬉しいです。
──以上、愛知県名古屋市の共働き夫婦・はた夫&らく子でした。それではまた、次の記事で!


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