太陽光発電+V2Hを導入した話【補助金額・設置費用・電気代の変化を1年後に公開】

太陽光蓄電池

はじめに

「電気代がどんどん上がって家計が苦しい…」「EVを買ったついでに太陽光やV2Hも入れたら本当に元が取れるの?」そんな疑問を持っている共働き夫婦に、私たちの体験談をそのままお伝えします。

愛知県愛知県東部に注文住宅を建てた30代共働き夫婦の我が家。オール電化+EV購入をきっかけに、太陽光発電7.5kWとV2H(ニチコン triFORCE)をセットで導入しました。導入から1年が経ち、ようやく「実際の数字」が出そろったので、設置費用・補助金・電気代の変化までまとめて公開します。

正直に言うと、契約前は「200万円超の出費が怖い」と何度も夫婦会議を開きました。でも結論からお伝えすると、入れて本当によかったです。その理由を、具体的な金額とあわせて解説していきます。

目次

  • 電気代が月3万円を超えて太陽光の導入を決意した話
  • 太陽光発電とV2Hのセット導入費用:見積もりを3社取った結果
  • 受けられた補助金の種類と申請方法
  • 導入1年後の電気代・売電収入の実績公開
  • V2HでEVを蓄電池代わりにする生活の実際
  • まとめ:太陽光+V2Hは長期で考えると共働き家庭の節電に強い

電気代が月3万円を超えて太陽光の導入を決意した話

オール電化新築で電気代の高さに驚いた体験

家を建てたのが2024年春。憧れのオール電化+床暖房でスタートしたものの、最初の冬の電気代を見てびっくりしました。1月の電気代がなんと32,480円。共働きで日中は留守なのに、なぜここまで上がるのかと頭を抱えました。

原因は、エコキュートの深夜沸き上げ、寒い朝のエアコン全開、そして床暖房。中部電力の燃料費調整額も上がっていて、kWh単価がじわじわ上昇していた時期です。「このまま25年住んだら電気代だけで900万円超えるよね…」と夫婦で青ざめたのが、太陽光検討の出発点でした。

EV購入を機にV2Hも検討した流れ

ちょうど同じ頃、通勤車を日産リーフ(中古)に乗り換えました。ガソリン代が浮く一方で、自宅充電の電気代がさらに上乗せされる構造に。「だったら昼間に太陽光で発電した電気をEVに貯めて、夜はそこから家に流せばいいのでは?」と気づいたのがV2H検討のきっかけです。

ハウスメーカー提携業者の話だけだと割高なので、新築引き渡し後に独立して相見積もりを取ることにしました。

太陽光発電とV2Hのセット導入費用:見積もりを3社取った結果

太陽光パネル(7.5kW)の設置費用と各社の見積もり比較

南向きの寄棟屋根に乗せられる最大容量を計算してもらい、長州産業の7.5kWで見積もりを依頼。3社から取った結果がこちらです。

業者 パネル容量 総額(税込)
ハウスメーカー提携A社 7.2kW 298万円
地元の電気工事店B社 7.5kW 235万円
一括見積もり経由C社 7.5kW 218万円

同じ長州産業のパネルなのに80万円も差が出るのが太陽光業界の怖いところです。最終的にC社に決定。kW単価で29万円台まで下がりました。

V2H機器(ニチコン triFORCE)の本体・工事費用

V2Hは選択肢が少なく、ニチコンのtriFORCE(VCG-666CN7)を選択。本体価格88万円+設置工事費15万円で合計103万円でした。屋外設置で、分電盤との連携工事も含まれます。

相見積もりで80万円安くなった経緯

最初に話を聞いたハウスメーカー提携業者では、太陽光+V2Hセットで「395万円」の提示。これが、最終的に太陽光218万円+V2H103万円=321万円まで落ちました。差額74万円。さらに補助金が乗るので、実質負担はもっと下がります。

我が家が使ったのはグリエネとタイナビの一括見積もりサービス。最初にまとめて3〜4社から見積もりが来るので、価格交渉の材料が一気にそろうのがメリットでした。

受けられた補助金の種類と申請方法

国の補助金(DR補助金・子育てエコホーム支援事業)

V2Hで一番大きかったのが経産省のDR補助金(CEV補助金)です。triFORCEは「DR対応機種」なので、本体費用の1/2+工事費10万円で上限75万円まで受けられる枠。我が家は申請の結果約45万円が交付されました。

太陽光側は子育てエコホーム支援事業の対象外でしたが、長州産業のキャンペーン値引きが5万円分追加されました。

愛知県・愛知県東部の補助金との組み合わせ

愛知県は年度によって枠の有無が変わりますが、2024年度は太陽光連携V2Hに県補助で10万円。愛知県東部は太陽光発電1kWあたり1万円(上限7万円)の市独自補助があり、こちらも7万円満額。

申請書類はそれぞれ書式が違って正直しんどかったですが、施工業者C社が代行してくれました(手数料5万円)。代行費用を払ってでもプロに任せる価値はあります。

実際に受け取れた補助金の総額

最終的な補助金の内訳がこちら。

補助金 金額
DR補助金(V2H) 約45万円
愛知県補助金 10万円
愛知県東部補助金 7万円
メーカーキャンペーン 5万円
合計 約67万円(公的補助のみ)

設置総額321万円 − 補助金62万円 − キャンペーン5万円=実質負担254万円まで圧縮できました。

導入1年後の電気代・売電収入の実績公開

月別の電気代変化グラフ(夏・冬の差)

導入前(2024年)と導入後(2025年)の月別電気代比較がこちらです。

導入前 導入後 差額
1月 32,480円 18,200円 -14,280円
4月 18,900円 4,100円 -14,800円
7月 24,600円 7,800円 -16,800円
10月 16,400円 2,950円 -13,450円

年間トータルで約16万円の削減。春と秋は月3,000円前後まで下がり、見たときに夫婦で歓声をあげました。冬は床暖房があるので完全ゼロにはなりませんが、それでも半額近くまで落ちています。

年間売電収入と自家消費率

売電単価は16円/kWh(FIT10年)。年間売電収入は約8.4万円でした。発電量は約8,700kWh/年で、自家消費率は約62%。EVに充電する分が大きいため、自家消費率が高めなのがV2Hセット導入の特徴です。

元を取るまでの年数シミュレーション

  • 実質負担:254万円
  • 年間メリット:電気代削減16万円+売電8.4万円+EV充電代節約7万円=約31.4万円
  • 単純回収年数:約8.1年

FIT期間(10年)が終わる前に回収できる計算です。住宅ローンの繰上げ返済より利回りが良い、というのが正直な感想です。

V2HでEVを蓄電池代わりにする生活の実際

停電時の安心感(台風・大雨のとき)

2025年の夏、東海地方を直撃した台風で近所が3時間ほど停電しました。我が家はV2Hの自立運転モードに切り替え、リーフの電池(40kWh)から家全体に給電。冷蔵庫・エアコン・Wi-Fiが普通に動き続けて、停電に気づかなかったほど。

「電気が止まらない家」の安心感は、子どもがいる共働き家庭ほど大きいと感じます。

深夜電力で充電して昼間に使う運用の節約効果

雨続きの週は、深夜の安い電力(中部電力スマートライフプラン 16円/kWh)でEVに充電し、朝〜夕方の高い時間帯(38円/kWh)に放電する運用も可能。1kWhあたり22円の差益が出るので、天候に左右されにくいのもメリットです。

まとめ:太陽光+V2Hは長期で考えると共働き家庭の節電に強い

我が家の1年実績をまとめると、こうなります。

  • 設置総額:321万円
  • 補助金+キャンペーン:67万円
  • 実質負担:254万円
  • 年間メリット:約31万円
  • 回収予想:約8年

電気代高騰時代、共働きで日中不在の家庭こそ「EV+V2H+太陽光」のセットがハマります。発電した電気を捨てずに車に貯めて、帰宅後の夜に使う──このサイクルが組めると自家消費率がぐっと上がるからです。

導入を検討するなら、必ず3社以上の相見積もりを取ってください。我が家のように80万円下がるケースは珍しくありません。グリエネやタイナビなどの一括見積もりサービスを使えば、自宅にいながら複数社の見積もりが集められます。

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