「ランドリールームは何畳あればいい?」——間取りを考えていると、必ずぶつかる疑問です。広ければ便利そうですが、広さにはお金がかかります(家の広さにいくら払ってる?1畳あたりの家賃・建築費・税金を計算)。
我が家はランドリールームを4畳にしました。2年使った正直な感想は、「広すぎるとまでは思わないけど、3畳でもよかったかも」です。この記事では、そう思う理由と、ランドリールームの広さを決めるときに見ておきたいことを書きます。
結論(我が家の場合)
- ランドリールームは4畳。建て直すなら3畳でも十分だったかもしれない
- 理由は、脱衣室(2畳)とファミリークローゼット(2畳)を別に、隣に作ったから。ランドリールームに収納を持たせる必要がなかった
- その脱衣室も、1.5畳でよかったかもしれない
- ランドリールームの広さは、単体ではなく「脱ぐ・洗う・干す・しまう」の部屋をどう分けるかで決まる
はた夫
らく子我が家の洗濯まわりの間取り
我が家は、洗濯にかかわる部屋を4つに分けて、一直線に並べました。
| 部屋 | 広さ | 役割 | 中にあるもの |
|---|---|---|---|
| お風呂 | — | 脱ぐ(入浴) | 浴室乾燥 |
| 脱衣室 | 2畳 | 脱ぐ・着る | 収納がけっこうある。物干し1基(干している洗濯物の退避用) |
| ランドリールーム | 4畳 | 洗う・干す(身支度も) | 洗面台、ドラム式洗濯機、昇降式の室内物干し2基、造作カウンターと大きな鏡、窓、サーキュレーター。収納はなし |
| ファミリークローゼット | 2畳 | しまう | 家族の衣類 |
「お風呂(脱ぐ)→脱衣室→ランドリールーム(洗う・干す)→ファミリークローゼット(しまう)」がいちばん短くなるように並べています。この動線の考え方はドラム式洗濯機のサイズ・寸法と設置スペース|新築の間取りで決める置き場所と搬入経路に書きました。
ランドリールームには洗面台があるので、来客も通ります。そのため、お風呂前の脱衣室にも物干しを1基付けて、干している最中の洗濯物を一時的に退避させられるようにしました。
そもそも、なぜランドリールームを作ったのか
我が家が「外に干さなくても回る家」にこだわったのには、賃貸時代の経験があります。
学生時代のアパートは洗濯機置き場が屋外で、夜は音が響いて回せませんでした。就職して住んだ会社の寮は4階でしたが、鳥が来るので外干しが現実的ではなく、浴室乾燥で洗濯を回す生活にすっかり慣れました。
「ベランダがあれば干せる」とは限らない。共働きだと、日中に取り込むこともできない。だから家を建てるときは、最初から外干しを当てにしない前提で、洗う・干す・畳むを1部屋で完結させるランドリールームを作りました。
今も冬以外の晴れた日は外に干しますが、干せない日があっても困らないための部屋です。振り返って思うのは、「作るか」ではなく「何畳にするか」のほうです。
4畳で「3畳でもよかったかも」と思う理由
1. 収納を隣の部屋に任せられた
ランドリールームを広く取りたくなる理由のひとつは、タオルや下着、洗剤のストックをしまう収納です。でも我が家は、隣の脱衣室(2畳)に収納がけっこうあり、ファミリークローゼット(2畳)も隣にあります。そのため、ランドリールームの中には収納を作りませんでした。
収納を持たないランドリールームなら、必要なのは干す場所と、洗面台まわりだけです。そう考えると、4畳は少し余裕がありすぎたかもしれません。
2. 乾燥機に入るものは乾燥機に任せている
我が家はドラム式洗濯乾燥機を使っているので、タオル類や普段着の多くは乾燥までまとめて終わります。冬以外は、晴れていれば外に干し、天気がぐずつく日は室内干し。冬は外では乾かないので、ちゃんと干すのはおしゃれ着だけにして浴室乾燥を使い、それ以外は乾燥機に任せています。干す量が少なければ、干す場所も広くは要りません。除湿機は持っていません。それでも梅雨の部屋干しで困っていないのは、干す場所と設備を先に用意したからです。
3. 干す場所は「広さ」より「設備」で効いた
干すのに効いているのは、部屋の広さより昇降式の室内物干しとサーキュレーターです。サーキュレーターは1台で、洗濯物の下から風を当てています。物干しは天井から下ろして使えるので、床の広さをそれほど取りません。洗濯物を畳む台として造作カウンターも付けましたが、実際には床に広げて畳むことが多く、カウンターは物の一時置きになっています。カウンターと鏡の話は「洗面台は大きくしなくていい|造作カウンター+大きな鏡で「安く広く」使う裏ワザ」に書きました。
脱衣室も「1.5畳でよかったかも」
ランドリールームとは別に作った脱衣室(2畳)も、振り返ると1.5畳でよかったかもしれないと思っています。脱衣室でするのは、基本的に「脱ぐ・着る」だけだからです。
ランドリールームと脱衣室を合わせると、4畳+2畳=6畳。もし3畳+1.5畳にしていれば4.5畳で、1.5畳ぶん小さくできた計算になります。1畳あたりにかかるお金を考えると(2畳でおよそ1坪。全国平均の坪単価は約110万円)、小さくない差です。
はた夫ランドリールームの広さを決める前に、確認したいこと
- 収納をランドリールームの中に持つか、隣の部屋(脱衣室・ファミリークローゼット)に任せるか。任せられるなら、ランドリールームは小さくできる
- 脱衣室と分けるか、兼ねるか。分けるなら、それぞれの役割は小さくなる
- 乾燥機にどこまで任せるか。室内に干す量が少なければ、干す場所も小さくて済む
- 干す設備(昇降式の物干し・窓・サーキュレーターを置く場所)を先に決めたか
- 畳む場所をどこにするか(我が家は畳む台としてカウンターを作りましたが、実際は床に広げて畳んでいます)
- ドラム式なら扉を開けたときの奥行きと、搬入経路を確認したか(設置寸法と搬入経路の記事)
よくある質問(FAQ)
Q1. ランドリールームは何畳あれば足りますか?
我が家の実感では、収納を隣の部屋に任せ、乾燥機を使うなら3畳でも足りたと思います。ランドリールームの中に収納を持たせたい場合や、乾燥機を使わずすべて室内に干す場合は、もう少し広さが要ります。
Q2. ランドリールームと脱衣室は分けたほうがいいですか?
分けると、家族が入浴中でも洗濯ができる、といった利点があります。ただ、分けたぶん部屋の数が増えて、合計の面積は大きくなりがちです。我が家は分けましたが、それぞれをもう少し小さくできたのが反省点です。
Q3. ランドリールームに窓は必要ですか?
我が家のランドリールームには窓があります。除湿機は買っておらず、晴れた日の外干し・昇降式の物干し・サーキュレーター・浴室乾燥・ドラム式の乾燥を組み合わせて回しています。窓を付けるかどうかは、換気扇の計画と一緒に設計の段階で確認しておくと安心です。
Q4. ランドリールームに収納は必要ですか?
隣に収納のある部屋(脱衣室やファミリークローゼット)を作れるなら、ランドリールームの中には無くても困りません。我が家はランドリールームに収納を作らず、しまう場所は隣の脱衣室(収納がけっこうある)とファミリークローゼットに任せています。逆に、ランドリールームの中に収納を持たせるなら、その奥行きと扉を開けるスペースのぶん、広さを足して考える必要があります。
まとめ
- ランドリールームは4畳。建て直すなら3畳でも十分だったかもしれない
- 脱衣室(2畳)とファミリークローゼット(2畳)を隣に分けたので、ランドリールームは「洗う・干す」が中心で済んだ
- 脱衣室も1.5畳でよかったかもしれない。合わせて1.5畳ぶん小さくできた計算
- 広さは単体で決めず、収納・脱衣・乾燥機の使い方とセットで決める
同じように「広さ」を振り返った記事として、子ども部屋6畳×2と2階ホール10畳の使い道もあわせてどうぞ。子ども部屋は、逆に6畳でよかったと思っています。
出典
- 広さ・設備・感じ方は、すべて筆者宅(3LDK・延床約140㎡)の実体験です
- 坪単価の全国平均(約110万円)は、住宅金融支援機構「2024年度 フラット35利用者調査」の注文住宅の建設費3,936万円・住宅面積118.5㎡から筆者が計算(2026年10月確認)
──以上、愛知県名古屋市の共働き夫婦・はた夫&らく子でした。

コメント