室内物干し「干し姫さま」レビュー|天井収納できる昇降式を選んだ理由と設置の後悔ポイント

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室内物干しを選ぶとき、「干し姫さまって実際どうなの?」「ランドリールームを作ったのに乾かないって後悔しない?」と気になっていませんか。

結論から言うと、我が家が採用したのは昇降式・天井収納タイプの「干し姫さま」で、片づけのラクさという点ではこれが正解でした。ただし正直に言うと、室内干しだけで洗濯が完結するわけではなく、結局半分くらいは外干ししています。

この記事では、注文住宅を建てた愛知県名古屋市在住の共働き夫婦が、室内物干しに「干し姫さま」を選んだ理由と、「並べて付けるときの間隔」「脱衣室にも追加する理由」「意外と乾かない本音」といった後悔しない設置のコツを、体験談ベースでお伝えします。

「天井に格納されるタイプ」にこだわった理由は、前の家にあります

室内物干しには、常に見えているタイプと、使わないときは天井に格納できるタイプがあります。我が家が後者にこだわったのは、前に住んでいた賃貸で、前者を使っていたからです。

家を建てる前、夫婦で41平米の1LDKに住んでいました。そこにも室内物干しは付いていて、機能としては十分便利でした。洗濯物はちゃんと干せるし、天気も気にしなくていい。

ただ、天井に格納されるタイプではありませんでした。当時の正直な感想は、「便利だけど、ダサい」。干していないときも、そこに物干しがあることがずっと分かる。生活感がそのまま出てしまうんです。

室内干しは、我が家にとって「たまに使うもの」ではなく「毎日の標準」です。だからこそ、干していない時間のほうが気になりました。洗濯物がない状態のときに、部屋がすっきり見えるかどうか。ここが、機能とは別に効いてきます。

そこで家を建てるときは、使わないときは天井に収まるタイプを条件にしました。実際に暮らしてみて、この判断は正解でした。干しているときは頼りになり、干していないときは存在を忘れられる。室内物干しに求めていたのは、結局これだったんだと思います。

もしこれから選ぶ方がいたら、「干している状態」だけでなく「干していない状態」も想像してみてください。室内干しがメインになる家ほど、この差は毎日効いてきます。

室内物干しで「干し姫さま(昇降式・天井収納タイプ)」を選んだ理由

家づくりのとき、室内物干しの選択肢はいくつもありました。我が家が比較したのは大きく次の3タイプです。

タイプ 特徴 我が家の判断
アイアンバー(常設) おしゃれだが常に出っぱなし 来客時に生活感が出るので見送り
クルクル回して着脱するタイプ 使うときだけ取り付ける 着脱・片づけの手間が大変で見送り
昇降式・天井収納タイプ(干し姫さま) 使わないときは天井にスッキリ収納 これを採用

正直に言うと、見た目だけならアイアンバーもかなり迷いました。ランドリールームの写真でよく見るあのおしゃれな雰囲気は魅力的だったんです。

でも我が家が最終的に重視したのは「片づけられてスッキリすること」でした。アイアンバーは常にバーが出ているので、洗濯物がない時間帯でも生活感が出てしまいます。

天井の中に収納されないタイプや、クルクル回して着脱するタイプも検討しました。ただ、片づけがどうしても大変で、共働きだと結局やらなくなると思ったんですよね。その点、昇降式で天井の中に収納できる「干し姫さま」なら、使わないときは天井にスッキリ。「絶対こっちが良い」と夫婦で意見が一致したのがこのタイプでした。

使わないときは天井に収納された昇降式室内物干し「干し姫さま」。操作用のヒモだけが下がっている
使っていないときの状態。本体は天井の中に収まり、操作用のヒモが下がるだけです。洗濯物がない時間帯に生活感が出ないのが、昇降式を選んだいちばんの理由でした。

「ベランダがあれば干せる」とは限りません

社会人のころ一人暮らしをしていた部屋は4階で、ベランダもありました。それでも鳥が来るので、結局ほとんど外に干しませんでした。高さがあれば安心、というわけではないんですね。

この経験があったので、家を建てるときは「外に干せなくても回る家」を先に用意しておく方針にしました。室内物干しを2基つけたのは、おしゃれのためでも省スペースのためでもなく、外干しを当てにしないためです。

脱衣室に2基設置|実際のレイアウト

我が家は脱衣室の天井に「干し姫さま」を2基設置しました。洗面化粧台とサーキュレーターも近くに配置していて、洗う・干すの動線が短くまとまるようにしています。

昇降式の良いところは、使わないときに竿を天井近くまで上げてしまえること。干し終わったあとに脱衣室がパッと広く見えるので、生活感が出にくいんです。来客があっても慌てて片づける必要がないのは、共働きでバタバタしている我が家にとって思っていたより大きなメリットでした。

らく子らく子
使わないときは天井にスッと消えるの。生活感が出ないって、それだけで気分が違うのよ。
はた夫はた夫
ただ正直に言うと、室内干しだけだと意外と乾かなくて…結局半分は外干ししてる。この本音込みで読んでほしい。
脱衣室の天井に2基並べて設置した昇降式室内物干し。竿を下ろした状態
干すときはこの状態。脱衣室の天井に2基、間隔をあけて設置しています。右手前が洗面化粧台で、床にサーキュレーターを置いて風を当てています。

家事動線まわりの考え方については、別記事の共働き夫婦が考える3LDK間取りのポイント|動線設計で家事を時短するでもまとめているので、間取りごと考えたい方はあわせてどうぞ。

後悔しない設置のコツ①:並べて2個つけるなら「間をあけて人が通れるように」

ここからは、これから設置する人にいちばん伝えたい注意点です。

物干しを並びで2個つけるなら、間をしっかりあけて人が通れるようにしてください。

我が家は2基を並べて設置しましたが、もし間隔が狭くて動線上に来てしまうと、洗濯物を干している間そこを通れなくなります。脱衣室は身支度で家族が行き来する場所でもあるので、干した洗濯物が通り道をふさぐと一気に邪魔になるんです。

図面の段階だと「ここに2本」とだけ決めてしまいがちですが、洗濯物がぶら下がった状態の幅まで想像して位置を決めるのがコツです。実際に長袖シャツやバスタオルを干すと、想像以上に横にも前後にも場所を取ります。2基の間に人がすれ違える程度のスペースをあけておくと、片方に干していてももう片方の下を抜けられて快適です。

このあたりの「間取りで後悔しがちなポイント」は、注文住宅の収納計画、後悔した5つのこと【共働き夫婦が入居1年後に振り返る】でも触れています。

脱衣室全体の様子。窓側に1基を下ろした状態と、浴室乾燥の操作パネル
2基の間隔はこのくらい。片方に干していても、もう片方の下を通って浴室まで行けます。壁のパネルが浴室乾燥の操作盤です。

後悔しない設置のコツ②:動線から外した脱衣室にも1つ付けておく

もう一つの我が家のおすすめは、メインの動線から少し外した位置の脱衣室にも、1つ物干しを付けておくことです。

理由は「来客時に片づけやすいから」。

メインのランドリースペースは家事動線の中心にあるので便利な反面、生活感が出やすい場所でもあります。来客の予定が入ったときに、動線から外れた脱衣室の物干しへ洗濯物を一時的に移しておけば、人目につくところはサッと片づけられるんです。

昇降式・天井収納タイプなら、使っていないときは天井に上げておけるので、「予備の干し場」として1つあっても普段は全く邪魔になりません。これは実際に暮らしてみて「付けておいて良かった」と感じたポイントでした。

正直な本音:室内干しは意外と乾かない。外干しスペースも考えておくべき

ここが一番リアルに伝えたいところです。

家づくりのときは「ランドリールームで洗濯を完結させるぞ」と意気込んでいました。でも実際に暮らしてみると、結局、洗濯物の半分くらいは外干ししています。

正直に言うと、室内干しは想像以上に乾かないんです。とくに量が多い日は、室内に干しただけだと乾ききらないことがありました。

なので、これから室内物干しを計画する方にお伝えしたいのは次の3点です。

  • 室内干しユニット(干し姫さま等)は「乾かす設備」というより「干す場所」と考える
  • 浴室乾燥機やサーキュレーターなど、乾かすための手段をセットで用意する
  • 天気の良い日に使える外干しスペースも必ず確保しておく

我が家は晴れた日は外干し、それ以外は室内干し+サーキュレーターという使い分けに落ち着きました。室内干しの乾燥対策そのものについては、梅雨の部屋干しは除湿機なしで解決できるで除湿機の使い方を詳しくまとめているので、乾かない悩みがある方はそちらも参考にしてください。

ランドリースペースの作り込みについては、ランドリールームに造り付けカウンターと鏡を追加した話もあわせて読むと、干す・たたむ・しまうの全体像がイメージしやすいと思います。

よくある質問(FAQ)

Q. 干し姫さまはアイアンバーと比べて何が良いですか?

A. 我が家が感じた一番の違いは「使わないときに片づけられること」です。アイアンバーは常に出ているのでおしゃれな反面、生活感が出やすく来客時に隠せません。昇降式の天井収納タイプは竿を上げればスッキリ消えるので、脱衣室を広く見せたい・生活感を出したくない方には向いていると思います。

Q. クルクル回して着脱するタイプではダメですか?

A. ダメではありませんが、我が家は片づけが大変で続かなさそうと感じて避けました。共働きで忙しいと、ひと手間あるだけで使わなくなりがちです。片づけやすさを重視するなら、天井に収納できる昇降式の方がおすすめです。

Q. 1本だけと2本だと、どちらがいいですか?

A. 家族の人数と洗濯量によります。我が家は2基にしました。ただし2本並べるなら、本文でも書いたとおり間をあけて人が通れるようにするのが大前提です。数を優先して間隔を詰めすぎると、毎日の動線が犠牲になります。

Q. 室内物干しだけで洗濯は完結しますか?

A. 我が家の場合は完結しませんでした。室内干しは意外と乾きにくいので、結局半分は外干ししています。浴室乾燥機・サーキュレーター・外干しスペースなど、乾かす手段を複数組み合わせる前提で計画することをおすすめします。

Q. 設置場所はどこがおすすめですか?

A. 我が家は脱衣室にメインを設け、加えて動線から外した位置にも1つ用意しました。家事動線の中心に干し場があると便利ですが、来客時に片づけやすいよう、人目につきにくい予備の干し場を1つ確保しておくと安心です。

まとめ:室内物干しは「片づけやすさ」と「乾かす手段の組み合わせ」で考える

最後に、我が家の体験をまとめます。

  • 室内物干しは昇降式・天井収納タイプ(干し姫さま)が片づけやすくておすすめ。アイアンバーや着脱式と比べて、使わないときにスッキリ隠せるのが大きな利点
  • 並べて2個つけるなら、間をあけて人が通れるように。洗濯物がぶら下がった幅まで想像して位置を決める
  • 動線から外した脱衣室にも1つ付けておくと、来客時に片づけやすい
  • 室内干しは意外と乾かないので、浴室乾燥機・サーキュレーター・外干しスペースをセットで計画しておくと後悔しにくい

これから家づくりやリフォームで室内物干しを検討している方は、まず「干したあとどう片づけるか」「乾かない日にどうするか」までイメージしてみてください。そこまで考えておくと、入居後の「思っていたのと違う」をかなり減らせます。

次のステップとして、乾かない悩みへの具体策は梅雨の部屋干しは除湿機なしで解決できるを、ランドリースペース全体の作り込みはランドリールームに造り付けカウンターと鏡を追加した話を、あわせてチェックしてみてくださいね。

──以上、愛知県名古屋市の共働き夫婦・はた夫&らく子でした。それではまた、次の記事で!

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