洗面台は大きくしなくていい|造作カウンター+大きな鏡で「安く広く」使う裏ワザ

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注文住宅の打ち合わせで、私たちが地味に悩んだのが「洗面台のサイズ」でした。

ショールームに行くと、幅120cm・150cmといった大きな洗面台がずらりと並んでいて、「やっぱり広いほうが朝の身支度がラクそう」と惹かれます。でも見積もりを見ると、サイズを上げるだけで一気に金額が跳ね上がる。ここで立ち止まって考えた結果、我が家は「洗面台は標準サイズのまま、隣に造作カウンターと大きな鏡を足す」という形に落ち着きました。

結論から言うと、これが大正解でした。費用を抑えながら、見た目も使い勝手も「広い洗面台」に負けません。この記事では、その考え方と具体的なやり方を、我が家の実例で紹介します。

洗面化粧台と同じ高さの造作カウンターと横長の大きな鏡を設置した我が家のランドリールーム兼脱衣室
我が家のランドリールーム兼脱衣室。洗面台の隣に同じ高さの造作カウンターと横長の大鏡を設置し、並んで身支度できます
らく子らく子
ショールームの大きい洗面台、素敵〜って見てたら、サイズアップだけで見積もりが一気に跳ねて「ちょっと待って!?」ってなったよね。
はた夫はた夫
冷静に考えたら、やりたいのは「並んで身支度」であって「大きい洗面台を買うこと」じゃないんだよね。カウンターと鏡で十分だった。

「洗面台を大きくしたい」理由は、だいたい1つに集約される

そもそも、なぜ洗面台を大きくしたいのか。我が家で改めて言語化してみると、理由はほぼ1つでした。

「夫婦や家族が、並んで身支度・歯磨きをしたいから」

朝の忙しい時間に、洗面台の取り合いになるのは地味なストレスです。だから「広い洗面台=2人並べる」に魅力を感じる。これはとてもよく分かります。

でも、ここに見落としがちなポイントがあります。洗面ボウル(水を使う部分)は、結局1つで足りるということです。2人同時に水を出して顔を洗う、という場面は実はそれほど多くありません。多くの場合、片方が顔を洗っている横で、もう片方は鏡を見て髪を整えたり、化粧をしたりしています。

つまり、本当に必要なのは「ボウルが2つある巨大な洗面台」ではなく、「並んで作業できるスペースと、鏡」なんです。


洗面台を大きくすると、費用が一気に上がる

ここが今回いちばん伝えたいところです。

洗面化粧台は、幅を1サイズ上げる・ボウルを大きくする・収納を増やすといった変更で、追加費用がぐっと大きくなります。設備そのものの単価が上がるうえ、配管や設置スペースの調整も絡んでくるからです。

我が家の場合、標準で用意されていたのは幅90cmの洗面化粧台でした。これを大型のものに変更する見積もりも取りましたが、「並んで使える便利さ」に対して、コストが見合わないと感じました。

そこで発想を変えます。洗面台そのものは標準(90cm)のままにして、足りない『並ぶスペース』と『鏡』だけを別の方法で安く足す、という考え方です。


我が家の解決策:標準洗面台+造作カウンター+大きな鏡

具体的にどうしたか。ポイントは3つです。

1. 洗面台と「同じ高さ」で造作カウンターを横に伸ばす

標準の90cm洗面台の隣に、洗面台と同じ高さの造り付けカウンターを設置しました。これは我が家のハウスメーカーでは標準仕様の範囲でつけられるものでした(造作机として用意されていた)。

これだけで、見た目は「横に長い、広々とした洗面まわり」に一変します。そして実用面でも優秀で、

  • もう1人がここに立って身支度・歯磨きができる
  • 洗濯物をたたむ作業台としても使える(脱衣室・ランドリールームと兼ねている場合は特に便利)
  • ドライヤーや化粧品をちょい置きできる

と、ただの「並ぶスペース」以上の働きをしてくれます。

2. 鏡は「洗面台の鏡の高さにそろえて」横長に大きく

次が鏡です。洗面化粧台についている鏡の高さに合わせて、カウンターの上に横長の大きな鏡を設置しました。我が家では横2m・縦80cmほどの大きな鏡を入れ、費用は7万円ほどでした。

洗面台を丸ごと大きくすることに比べれば、鏡を足すだけなら数万円で済みます。それでいて、鏡が横に長くつながることで、空間に抜けと広がりが生まれ、見た目の「広い洗面所」感は一気に増します。

3. ボウルは1つのままで割り切る

前述のとおり、洗面ボウルは1つで十分です。「2人同時に水を使う」場面の少なさを冷静に考えれば、ボウルを2つにするコストはほとんどの家庭で過剰投資になります。ここを割り切れるかどうかが、コストを抑える分かれ目です。


このやり方のメリットまとめ

我が家で実際に住んでみて感じている良かった点は、こんな感じです。

  • 費用を大きく抑えられた:洗面台を大型化せず、標準+造作カウンター+鏡(数万円)で「広い洗面所」を実現
  • 並んで身支度できる:本来の目的はしっかり達成
  • 作業台として多用途:洗濯物たたみ・ちょい置きに便利
  • 見た目が広く、すっきり:横長の鏡とカウンターで開放感が出る

「洗面台を大きくしたい」という要望の“中身”を分解して、必要な機能だけを安く足す——この考え方は、洗面所に限らず家づくり全体で効いてくる発想だと思います。


注意点・デメリットも正直に

いいことばかりではないので、検討するうえでの注意点も書いておきます。

  • ボウルは1つなので、本当に「同時に2人が水を使いたい」家庭には不向き。来客が多い・家族が多く朝が大渋滞する、といったケースでは2ボウルが向くこともあります。
  • 造作カウンターが標準で付けられるかはメーカー・プランによる。我が家は標準範囲でしたが、ここはオプション扱いになる場合もあるので、必ず見積もりで確認してください。
  • 大きな鏡は割れ・転倒対策を。サイズが大きいぶん、設置方法や地震対策は施工側とよく相談しておくと安心です。

このあたりは「我が家の場合はこうだった」という一例なので、ご自身のプラン・見積もりで判断してくださいね。

関連して、洗面まわり・ランドリールームの造作についてはランドリールームに造り付けカウンターと鏡を追加した話でも触れています。間取り全体での後悔ポイントは注文住宅の収納計画、後悔した5つのこともあわせてどうぞ。


まとめ

  • 「洗面台を大きくしたい」理由の多くは「並んで身支度したいから」
  • 洗面台そのものを大型化すると費用が一気に上がる
  • 我が家は標準90cm洗面台+同じ高さの造作カウンター+横長の大きな鏡(約7万円)で解決
  • ボウルは1つで割り切れば、安く・広く・すっきりが両立できる

洗面台のサイズで迷っている方は、「大きい洗面台を入れる」の前に、「標準のまま、横に足す」という選択肢をぜひ一度検討してみてください。


よくある質問(FAQ)

Q. 洗面台は標準サイズだと狭くて後悔しませんか?

A. ボウルが1つで足りる家庭であれば、横に造作カウンターを足すことで「狭い」と感じる場面はほとんどありませんでした。むしろ作業スペースが広く使えて快適です。

Q. 造作カウンターはいくらくらいかかりますか?

A. 我が家は標準仕様の範囲で付けられたため大きな追加費用はかかりませんでした。ただしメーカー・プランによってオプション扱いになる場合があるので、見積もりでの確認が必要です。

Q. 大きな鏡はいくらでしたか?

A. 横2m・縦80cmほどの鏡で7万円ほどでした。洗面台を大型化するより安く「広く見える」効果が得られました。

Q. 2人同時に顔を洗いたい場合は?

A. その頻度が高いならボウル2つの大型洗面台が向く場合もあります。我が家では「片方が洗面、片方が鏡で身支度」のスタイルで困っていません。

Q. 洗面所とランドリールームは一緒にしたほうがいい?

A. 我が家はカウンターを洗濯物たたみにも使えて便利でした。動線や使い方次第なので、間取りの段階で検討してみてください。

よくある質問

Q. 賃貸や建売の家でも真似できますか?

A. 置き型の大きなミラーや突っ張り式の棚である程度は再現できます。ただし、横長の大きな鏡を壁に直接取り付けるには壁の下地補強が必要なので、本格的にやるなら新築やリフォームのタイミングが断然有利です。我が家も設計段階で「ここに鏡を付けます」と伝えて下地を入れてもらいました。

──以上、愛知県名古屋市の共働き夫婦・はた夫&らく子でした。それではまた、次の記事で!

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