注文住宅の洗面台とトイレを選ぶとき、「どのメーカーも大差ない気がして決められない」——これ、我が家もまったく同じでした。結論から書くと、我が家は洗面台もトイレも浴室もTOTOで統一しています。決め手になったのは、デザインでも価格でもなく「水栓が上から出ているかどうか」という掃除のしやすさでした。この記事では、当時4社を比べてどこで差がついたのかを書きます。大差がないのにショールームへ行く価値があった理由も、内訳明細書の実額つきで整理しました。
らく子
はた夫結論|洗面台の決め手は「水栓が上から出ているか」だった
先に結論をまとめます。
- 当時選べた4社のうち、水栓が上から出ているのはTOTOとLIXILの2社だけだった
- その2社に大きな差はなかったので、後の管理のしやすさを考えて、浴室と同じTOTOに合わせた
- トイレも正直に言って大差がなく、TOTOとLIXILの2択。他をTOTOで揃えていたのでTOTOにした
- それでもショールームに行く価値はあった。理由は商品本体ではなくオプションの種類
我が家の判断軸は、家じゅうで一貫しています。
基本はシンプル。だけど、時短につながるもの・ラクになるものには多少の課金はする。
洗面台選びは、この軸がメーカー選定そのものを決めたいちばん分かりやすい例でした。
なぜ「水栓が上から出ているか」を最優先にしたのか
理由はひとつです。水栓が上から出てこないと、掃除が大変になるから。
水栓が洗面ボウルのふちや台の面から生えているタイプは、その根元に水が回り込みます。そこに水垢や汚れがたまり、狭くて拭きにくい。毎日のことなので、ここは地味に効いてきます。
逆に、水栓が壁側から出ているタイプはカウンター面にさえぎるものが少なく、ひと拭きで終わります。
共働きで、朝は全員が同じ時間帯に洗面所を使います。掃除の手間が1日1分減るだけでも、2年で12時間近い差になる計算です。デザインの好みより、この1点を優先しました。
4社のうち、条件を満たしたのは2社だけだった
ショールームを回って確認した結果、当時我が家が選べた4社のうち、水栓が上から出ているものはTOTOとLIXILの2社しかありませんでした。
この時点で、選択肢は半分になります。そして残った2社を比べてみると——正直、大差がありませんでした。
大差がないときの決め方|「あとの管理」で選ぶ
性能でも価格でも差がつかないとき、どう決めるか。我が家が使ったのは「あとの管理のしやすさ」という基準でした。
浴室はすでにTOTOのサザナに決まっていました(2年使った感想はTOTO浴室(床掃除機能付き)を2年使った正直レビュー|掃除の手間がどれだけ減ったかに書いています)。だったら洗面台もTOTOに合わせておけば、後の管理が楽になる——そう考えて、TOTOにしています。
メーカーを揃えておくと、こういう場面で効いてきます。
- 問い合わせ先が1つで済む。不具合が出たときに「どこに連絡すればいいか」で迷わない
- 部品や消耗品の入手経路がまとまる
- 質感やデザインの系統が自然にそろう。狙わなくても統一感が出る
トイレも同じ判断です。TOTOとLIXILの2択で、正直に言って大差はありませんでした。他をTOTOで揃えていたので、トイレもTOTOにしています。
はた夫大差がないのに、ショールームへ行く価値はあったのか
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
商品本体は大差がありませんでした。それでも、行かなければ決められないものがありました。オプションです。
トイレ:タオルリングと収納は、見ないと決められなかった
トイレのショールームで驚いたのが、タオルリングや収納のオプションが、実際に行かないと見きれないほどの種類があったことです。
カタログにも載ってはいます。ですがサイズ感や質感、実際に付いたときの見え方は現物を見ないと分かりません。
我が家はどちらも採用しました。1Fトイレのウォール収納キャビネットが22,430円、タオルリングは洗面側で6,940円です。この2つに関しては、見に行かずに決めることはできなかったと思っています。
洗面:扉のパターンと引き出しを、夫婦で相談して決められた
洗面台も同じでした。
扉のパターンにするか、引き出しにするか。これを実物を見ながら夫婦で相談して決められたのは、はっきり行った甲斐がありました。
結果、2段引き出しへの変更(26,160円)を選んでいます。図面や仕様書の文字だけで「引き出し2段」と言われても、使い勝手は想像しきれません。
なお、洗面台そのものは大きくせず、造作カウンターと大きな鏡で広く使う方法を採りました。詳しくは洗面台は大きくしなくていい|造作カウンター+大きな鏡で「安く広く」使う裏ワザとランドリールームに造作カウンターと鏡を追加|洗面台を長くせず安く済ませる裏技に書いています。
洗面・トイレまわりのオプション実額【内訳明細書より】
実際に内訳明細書に載っている金額です。すべて標準仕様からの差額(税抜)です。
| 項目 | 金額(税抜) |
|---|---|
| 洗面台 2段引き出しへ変更 | 26,160円 |
| 洗面台 タオルリング追加(YT401K #MWW) | 6,940円 |
| 1Fトイレ ウォール収納キャビネット追加 | 22,430円 |
| 小計 | 55,530円 |
キッチンの差額が値引き後で822,160円だったのと比べると、洗面とトイレは桁が2つ違います。キッチンで何にお金をかけたのかはクリナップ ステディア vs タカラスタンダード|ホーローの落とし穴と実額に書きました。
これは意図した結果です。「基本はシンプル。時短・ラクになるものには課金する」という軸で見たとき、洗面台とトイレで大きく足すべきものが、我が家にはほとんどありませんでした。大差がないと分かったからこそ、余計なお金を使わずに済んだとも言えます。
正直に書く、この選び方の弱点
公平のために、この決め方の弱いところも書いておきます。
- 「大差がない」は我が家が選べた範囲での話。グレードや予算帯が変われば、各社の差ははっきり出るはずです
- デザインで選ぶ楽しさは捨てている。掃除のしやすさとメーカー統一を優先したので、意匠で攻めた選択はしていません
- 「揃えたほうが管理がラク」は実感ベース。2年住んで困ったことがないという話であって、数字で示せるものではありません
- 4社の比較は当時の話。水栓の形状のラインナップは変わり得るので、いま検討する人は必ず自分で確認してください
こう選ぶのが向いている人/向いていない人
向いている人
- 掃除の手間を減らしたい人。水栓の形状は、毎日の拭き掃除に直結します
- 比較に時間をかけたくない人。「差がないなら揃える」は、迷う時間そのものを削れます
- 共働きで、住設に割ける検討時間が限られている人
向いていない人
- 洗面所やトイレの意匠にこだわりたい人。この決め方だと、デザインは選定理由から外れます
- 特定メーカーの独自機能に強い魅力を感じている人。統一より、その機能を取るほうが納得できるはずです
よくある質問
Q. 洗面台はTOTOとLIXILどっちがいい?
A. 我が家が比べた範囲では大差がありませんでした。だから浴室に合わせてTOTOにしています。差がつかないときは、性能を比べ続けるより「あとの管理のしやすさ」で決めるほうが早いです。
Q. 洗面台選びで最優先すべきポイントは?
A. 我が家は水栓が上から出ているかどうかを最優先にしました。水栓が上から出てこないと、根元に水が回り込んで掃除が大変になるからです。当時選べた4社のうち、条件を満たしたのはTOTOとLIXILの2社だけでした。
Q. 住宅設備はメーカーを揃えたほうがいい?
A. 性能や価格で差がつかないなら、揃えるメリットのほうが大きいと考えています。問い合わせ先が1つで済み、質感の系統も自然にそろいます。ただし特定メーカーにしかない機能に魅力を感じているなら、そちらを優先すべきです。
Q. 大差がないなら、ショールームに行かなくてもいい?
A. 行ったほうがいいです。商品本体は大差がなくても、タオルリングや収納などのオプションは種類が多く、現物を見ないと決められません。我が家はトイレの収納(22,430円)と洗面の引き出し変更(26,160円)を、見てから決めています。
Q. 洗面・トイレのオプションはいくらかかった?
A. 標準仕様からの差額で合計55,530円(税抜)でした。内訳は洗面台の2段引き出し変更26,160円、タオルリング6,940円、1Fトイレのウォール収納キャビネット22,430円です。
まとめ
- 洗面台の決め手は「水栓が上から出ているか」=掃除のしやすさ
- 当時選べた4社のうち、条件を満たしたのはTOTOとLIXILの2社だけ
- その2社に大差がなかったので、浴室に合わせてTOTOに統一した
- トイレも大差なし。他をTOTOで揃えていたのでTOTO
- 商品本体は大差がなくても、オプションは現物を見ないと決められない
- 洗面・トイレのオプション差額は合計55,530円(税抜)。キッチンとは桁が2つ違う
住宅設備選びで消耗しやすいのが、「どれも良さそうで決められない」状態だと思います。
そういうときは、性能を比べ続けるのをやめて「毎日の手間に効く条件」をひとつだけ決めると一気に進みます。我が家にとってそれが、水栓の形状でした。
この判断をした場所であるショールームの回り方は注文住宅のショールームは何軒回る?予約なしが無意味だった理由と5社4日の実体験に、オプションの全実額は注文住宅のオプション費用を全公開|実際に採用したものと満足度レビューにまとめています。
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