注文住宅のランニングコスト実態|2年分の光熱費・維持費を全公開

家づくり記録(キャラ入り) 家づくり記録

「注文住宅に住み始めたら毎月いくらかかるの?」これは家を建てる前に最も知りたい情報の一つです。3LDK・140平米・太陽光発電+蓄電池ありの我が家の2年間のリアルを公開します。


はた夫はた夫
「住み始めたら毎月いくら?」は僕も建てる前に一番知りたかった。だから2年分、全部記録しておいたんだよね。
らく子らく子
太陽光+蓄電池で電気代は月2,000〜3,500円くらい。記録魔の夫の実数データ、どうぞ。

ランニングコストの全体像

住み始めてからかかるお金は大きく以下に分かれます。

カテゴリ 費用項目
毎月固定 住宅ローン返済額・火災保険(月割り)
毎月変動 電気代・ガス代・水道代
年単位 固定資産税・都市計画税
数年単位 設備のメンテナンス・消耗品交換
10〜20年単位 外壁塗装・屋根メンテナンス

光熱費の実態(月別平均)

電気代

太陽光発電+蓄電池導入後の電気代です。

季節 月額目安
春・秋(3〜5月・10〜11月) 1,000〜2,000円
夏(6〜9月:エアコン多用) 3,000〜5,000円
冬(12〜2月:暖房多用) 4,000〜6,000円
年間平均 約2,000〜3,500円/月

導入前の賃貸時代(月平均8,000〜10,000円)と比べると、年間6〜8万円削減の計算です。

ガス代

キッチンはガスコンロ。浴室はガス給湯器を使用。

季節 月額目安
春・秋 3,000〜4,000円
2,500〜3,500円
5,000〜7,000円
年間平均 約4,000〜5,000円/月

水道代

食洗機・ドラム式洗濯機の導入で水道代は想定より抑えられています。

月額目安
約3,000〜4,000円/月(2ヶ月に一度請求の場合は6,000〜8,000円/2ヶ月)

光熱費合計

項目 月額平均
電気代 約3,000円
ガス代 約4,500円
水道代 約3,500円
合計 約11,000円/月

我が家が光熱費を抑えている工夫

太陽光・蓄電池の効果が大きいのは前述の通りですが、それ以外にも日々の小さな工夫を積み重ねています。一番効いているのは「電気を使う家事を昼間(発電中)に寄せる」こと。休日は食洗機やドラム式乾燥を日中に回し、発電した電気をその場で使い切るようにしています。冬は厚手のカーテンとサーキュレーターで暖房効率を上げ、エアコンの設定温度を欲張らないことも意識しています。一つひとつは小さな差ですが、年間で見ると数千円〜1万円単位の差になります。高気密・高断熱の家は、こうした工夫が素直に光熱費に反映されるのも嬉しいところです。


固定資産税・都市計画税

注文住宅の固定資産税は建物の評価額・土地の条件によって異なります。

目安として3LDK・延床140平米の場合:年間10〜20万円程度

新築から最初の3〜5年間は軽減措置が適用されることが多く、その後は通常税率になります。


設備のメンテナンス費用

住み始めて2年では大きなメンテナンス費用はまだ発生していませんが、将来の計画として以下を把握しています。

設備 メンテナンス時期 費用目安
エアコンのフィルター 月1回(自分で) 0円
換気扇清掃 年1〜2回 0〜2万円
太陽光発電の点検 4〜5年ごと 2〜5万円
蓄電池(容量低下) 10〜15年後 50〜100万円
外壁塗装 10〜15年後 100〜200万円
屋根のメンテナンス 10〜15年後 50〜100万円

これらの将来費用を積み立てる「修繕積立金」として月1〜2万円を準備しておくことをおすすめします。


賃貸 vs 購入のコスト比較

賃貸(月20万円の場合) 我が家(ローン+ランニング)
月額 20万円 ローン約10〜15万円 + 光熱費約1.1万円 + 修繕積立約1.5万円
20年後 4,800万円消費(資産残なし) ローン残あり・資産(家)残る

賃貸との比較は単純ではありませんが、長期で見ると「資産として残る」という点では購入の優位性があります。


まとめ

注文住宅のランニングコストは、光熱費・税金・将来の修繕費を含めて計画することが大切です。太陽光・蓄電池の導入で光熱費を大幅削減できており、ランニングコスト全体としては想定より良好な結果です。

住宅購入の判断には、この記事のような「実際の維持費」を知ることが重要です。


火災保険・地震保険の実額

ランニングコストで意外と見落とされがちなのが保険料です。我が家の実額を公開します。

保険 契約内容 費用
火災保険 5年一括・建物+家財・水災あり 約18万円(年換算 約3.6万円)
地震保険 5年一括・建物のみ 約9万円(年換算 約1.8万円)

月換算で約4,500円。住宅ローンの返済額ばかりに目が行きがちですが、保険・税金を含めた「住居費の総額」で資金計画を立てることが大切です。なお住宅購入を機に生命保険も見直したところ、月1.8万円の削減につながりました。詳しくは住宅購入後に生命保険を見直した話をご覧ください。

2年住んでかかった「想定外の出費」

計画していたランニングコスト以外に、実際にかかった想定外の出費も正直に公開します。

  • カーテン・ブラインド追加:入居時に最低限しか付けず、結局半年以内に追加で約8万円
  • 網戸の追加:標準で付かない窓があり、夏前に約3万円
  • 外構の追加工事:砂利スペースの雑草対策で防草シート+人工芝 約10万円
  • エアコン追加:子ども部屋用に1台 約12万円

合計で約33万円。「家本体の予算」とは別に、入居後1年間で30〜50万円程度の予備費を確保しておくと安心です。

ランニングコストを下げる工夫と資産形成への回し方

我が家は太陽光発電で光熱費を年6〜8万円削減できていますが、削減した分は「なかったもの」として先取りで積立投資に回しています。固定費の削減は一度やれば毎年効き続けるので、投資の原資づくりとして最も効率的だと感じています。

具体的な積立の実践は夏のボーナスをNISAに回した話共働き夫婦のiDeCo、2人とも加入すべき?で公開しています。

よくある質問

Q. 固定資産税はいつ・どうやって払う?
A. 毎年4〜6月頃に納税通知書が届き、一括または年4回の分割で支払います。我が家は口座振替の分割払いにして、毎月の家計から平準化して積み立てています。

Q. 修繕積立は実際いくらすべき?
A. 我が家は月1.5万円を住宅メンテナンス専用の口座に積み立てています。15年後の外壁塗装(100〜200万円)に備えるなら、月1万円以上が現実的なラインだと考えています。

2年分のデータからの結論:購入前の想定より「やや安く」収まった

建築前に立てたランニングコストの想定は月13万円(ローン+光熱費+積立)でしたが、実績は月12万円前後に収まっています。最大の要因は太陽光発電による光熱費削減で、賃貸時代の光熱費約1.8万円が1.1万円まで下がったことです。これから注文住宅を建てる方は、「ローン返済額」だけでなく本記事のような維持費の実数を使って、住居費の総額でシミュレーションしてみてください。買ってからの不安が大きく減るはずです。

最後に補足です。ランニングコストは家族構成やライフスタイルの変化でも動きます。我が家も子どもの成長とともに水道代と電気代が少しずつ増えており、年1回は家計簿アプリで住居費の実績を見直すようにしています。「建てたら終わり」ではなく、年に一度の振り返りをセットにすることで、修繕積立の過不足にも早めに気づけます。光熱費や保険といった固定費は、一度見直せば毎年効き続けるのが大きな魅力です。住宅ローンの返済額にばかり気を取られず、維持費まで含めた住居費の総額を「見える化」しておくことが、家計を安定させる一番の近道だと、2年暮らした今あらためて感じています。


──以上、愛知県名古屋市の共働き夫婦・はた夫&らく子でした。それではまた、次の記事で!

関連記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました