ふるさと納税と住宅ローン控除は併用できる?共働き夫婦が1年目に損しないやり方【2026年・出典付き】

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「家を建てた年(住宅ローン控除1年目)にふるさと納税をやると損するの?」——これは、注文住宅を建てた共働き夫婦がつまずきやすい疑問です。結論から言うと、住宅ローン控除1年目でもふるさと納税はできますし、やり方を間違えなければ損もしません。ただし「いつものワンストップ特例が使えない」など、知らないとハマる落とし穴があります。この記事では、併用の仕組みを出典付きで整理し、共働き夫婦が損しない進め方をまとめます。制度・数値は2026年8月時点で確認したもので、出典は記事末に明記しています。

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らく子らく子
住宅ローン控除の1年目って「ふるさと納税やめといた方がいい?」って不安になるのよね…。
はた夫はた夫
結論、できるし基本は損しない。カギは「1年目は確定申告」「ワンストップは使えない」の2点だよ。

住宅ローン控除とふるさと納税は併用できる?【基本の仕組み】

まず大前提として、両者は併用できます。理由は控除の仕組みが分かれているためです。

  • 住宅ローン控除:まず所得税から控除し、引ききれない分を住民税から控除(住民税分は上限あり)
  • ふるさと納税(寄付金控除):所得税の還付+住民税からの控除が中心

重要なのは、ふるさと納税の控除上限額の計算に使う「住民税所得割額」は、住宅ローン控除を適用する前の金額で計算される点です。つまり、住宅ローン控除があること自体が、ふるさと納税の上限額を直接下げるわけではありません(さとふる・各金融機関の解説より)。

ここが落とし穴:1年目は「ワンストップ特例」が使えない

住宅ローン控除の1年目は確定申告が必須です(2年目以降は年末調整で処理できます)。そして確定申告をすると、ふるさと納税のワンストップ特例は無効になります。普段ワンストップ特例(自治体に申請書を送るだけ)で済ませている人も、1年目だけは確定申告で寄付金控除も一緒に申告する必要があります。

すでにワンストップ申請書を出してしまっていても大丈夫。確定申告をすれば、その内容で上書きされます(申告時に寄付金控除の入力を忘れないことだけ注意)。

両者の違いを、控除が「どこから引かれるか」で整理すると次のとおりです。住宅ローン控除1年目は右側(確定申告)になります。

比較項目 ワンストップ特例(2年目以降で選べる) 確定申告(1年目は必須)
ふるさと納税の控除元 住民税のみ 所得税(還付)+住民税
住宅ローン控除との競合 起きにくい(住民税だけで完結) 所得税がローン控除で埋まっていると住民税に集中し、競合しうる
手続き 寄付先に申請書を送るだけ(5自治体まで) 寄付金受領証明書/XMLを添えて申告

ポイントは、ワンストップ特例なら住民税だけから引かれるので住宅ローン控除の所得税分とぶつからないこと。ところが住宅ローン控除1年目は確定申告が避けられないため、この「ぶつからない仕組み」が使えず、控除が所得税・住民税の両方に回ります(さとふる/SBI新生銀行ほかの解説より)。

確定申告のときに注意したい「住民税控除の上限」

確定申告でふるさと納税を申告すると、控除は所得税と住民税に分かれます。このとき、住宅ローン控除の住民税からの控除には上限(課税総所得金額の7%・最大136,500円)があるため、借入額が大きく所得税がゼロ近くまで控除される世帯では、両方の控除が住民税の枠を取り合い、控除しきれずロスが出ることがあります。心配な場合は、次に紹介するシミュレーターで「住宅ローン控除あり」の条件で試算するのが確実です。

共働き夫婦のふるさと納税上限額【年収別の目安】

共働きは夫婦それぞれが上限枠を持つため、2人分で考えます(各自の名義・年収で計算、合算不可)。扶養なし・社会保険料控除のみを前提とした世帯合計の目安は次のとおりです。

夫の年収 妻の年収 夫の目安 妻の目安 世帯合計の目安
300万円 300万円 約28,000円 約28,000円 約56,000円
400万円 400万円 約42,000円 約42,000円 約84,000円
500万円 500万円 約61,000円 約61,000円 約122,000円
600万円 600万円 約77,000円 約77,000円 約154,000円
700万円 500万円 約108,000円 約61,000円 約169,000円

上の表はあくまで目安です。住宅ローン控除・iDeCo・医療費控除があると上限は変わるため、正確な金額はさとふる・ふるなびなどの公式シミュレーターで、夫婦それぞれ試算してください。とくに「住宅ローン控除あり」の条件に対応したシミュレーターを使うと安心です。

モデルケースで見る「損しないか」の考え方

「結局うちは損するの?」は、所得税が住宅ローン控除で“引ききれる”か、そして住民税の控除枠に余裕があるかで分けて考えると分かりやすくなります(いずれも一般的な考え方の例です。正確な金額は必ずシミュレーターで確認してください)。

ケース 起こること おすすめの対応
①所得税が住宅ローン控除で引ききれ、住民税の枠にも余裕がある ふるさと納税分は主に住民税から控除され、ほぼ損なく併用できる 通常どおり上限までOK(1年目は確定申告で申告)
②借入が大きく、住宅ローン控除が住民税の上限(課税総所得の7%・最大13.65万円)近くまで回っている ふるさと納税の住民税控除と枠を取り合い、一部が控除しきれない可能性 上限を5,000〜10,000円ほど控えめにし、シミュレーターを「住宅ローン控除あり」の条件で試算

多くの共働き世帯は①に当てはまり、1年目でも大きな損は出にくいのが実情です。注意が必要なのは、住宅ローンの借入額が大きく所得税がほぼゼロまで控除される②のケースです。

上限額が分かったら、返礼品を探してみる

夫婦それぞれの名義で申し込めます。使い慣れたサイトから選べます。

楽天ふるさと納税で探す(楽天ID・楽天ポイントがそのまま使える)
さとふるで探す(PayPay対応・キャンペーンが豊富)

共働きで必ず押さえたい「名義」の注意

ふるさと納税は寄付した本人の控除にしか使えません。夫が妻の名義で寄付しても、妻の住民税からは引かれません。共働きで2人分やるときは、必ず次を守りましょう。

  • 寄付は各自のアカウント・各自の名義で行う(夫のアカウントから妻名義の寄付をしない)
  • 支払いのクレジットカードも、原則寄付する本人名義のものを使う(家族カードは自治体により不可の場合あり)
  • どちらを多めにやるかは、基本は年収が高い方(上限が大きい方)を優先

1年目の確定申告:ふるさと納税の申告手順

住宅ローン控除1年目の確定申告に、ふるさと納税分を追加するのはむずかしくありません。

必要な書類

寄付金受領証明書、または「寄付金控除に関する証明書」(XMLデータ)。主要サイト(楽天ふるさと納税・さとふる・ふるなび等)では、複数自治体分を電子データで一括ダウンロードでき、これを使うと申告が一気にラクになります。

e-Taxでの流れ(ざっくり)

  • 国税庁「確定申告書等作成コーナー」にアクセス
  • 住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)の入力を進める
  • 「寄付金控除」のセクションでXMLデータを読み込む
  • 金額が自動反映されるので確認する

マイナンバーカード+スマホがあれば、残高証明書などもスマホ撮影でアップロードでき、税務署に行かずに完結します。

控除されたかの「答え合わせ」:住民税決定通知書

申告した控除がきちんと反映されたかは、毎年6月頃に届く「住民税決定通知書」で確認できます。通知書の「税額控除額」または「寄付金税額控除」の欄に、ふるさと納税で控除された金額が記載されています。金額が想定と大きく違う場合は、確定申告の入力漏れや上限超過の可能性があるため、市区町村の税務課に確認しましょう。

住宅ローン控除と両立するコツ

  • 所得税が住宅ローン控除でゼロにならないか確認:借入額が大きい世帯は、シミュレーターで併用時の実質負担を試算しておく
  • 上限は少し控えめに:住宅ローン控除がある年は、シミュレーション上限より5,000〜10,000円ほど余裕を持たせると安心
  • 2年目以降はワンストップ特例に戻せる:確定申告が必要なのは1年目だけ。翌年からは年末調整+ワンストップで手間が減る

よくある質問(共働き×住宅ローン控除×ふるさと納税)

Q. ワンストップ特例の申請書をもう出しました。確定申告しても大丈夫?

A. 大丈夫です。確定申告で寄付金控除を入力すれば、その内容が優先されます。ワンストップ申請が無効になるだけなので、申告時に寄付金控除の入力を忘れないことだけ注意してください。

Q. 住宅ローン控除で所得税がゼロになる人は、ふるさと納税は無駄になる?

A. 無駄になるとは限りません。ふるさと納税は住民税からも控除されるため、所得税がゼロでも住民税側で控除を受けられます。ただし住民税の控除枠には上限があるので、借入が大きい年は上限を控えめにするのが安全です。

Q. 2年目からはまたワンストップ特例に戻せる?

A. 戻せます。住宅ローン控除の確定申告が必要なのは1年目だけで、2年目以降は年末調整で処理できます。ふるさと納税もワンストップ特例(5自治体まで)に戻せば、確定申告なしで完結します。

Q. 共働きは夫婦どちらでやるとお得?

A. 上限額は年収が高いほど大きくなるため、基本は年収が高い方を優先しつつ、2人とも各自の名義で行うのがフル活用のコツです。名義・支払いカードは必ず本人のものを使います。

Q. 上限を超えて寄付するとどうなる?

A. 超えた分は控除されず、自己負担になります。住宅ローン控除がある年はとくに、シミュレーターを「住宅ローン控除あり」の条件にして上限を確認してから寄付しましょう。

まとめ

  • 住宅ローン控除1年目でもふるさと納税は併用可能(ワンストップ特例は不可、確定申告が必須)
  • ふるさと納税の上限計算は住宅ローン控除“前”の住民税所得割ベース。ただし確定申告時は住民税控除の上限(課税総所得の7%・最大13.65万円)超過に注意
  • 共働きは各自の名義で2人分。名義・支払いカードを間違えない
  • 控除は住民税決定通知書で答え合わせ
  • 2年目以降はワンストップ特例に戻せる

「1年目だからやめておこう」と諦める前に、まず夫婦それぞれの年収でシミュレーターに入れて、実質負担と上限額を確認してみてください。共働きこそ2人分をフル活用する価値があります。

──以上、愛知県名古屋市の共働き夫婦・はた夫&らく子でした。それではまた、次の記事で!

出典(2026年8月確認)

  • さとふる「ふるさと納税との併用可?住宅ローン控除、医療費控除など各種控除との関係」
  • SBI新生銀行「ふるさと納税が住宅ローン控除に影響?併用時の注意点」
  • 三菱UFJ銀行「住宅ローン減税とふるさと納税を併用する方法と注意点」
  • ゼロリノベジャーナル「住宅ローン控除とふるさと納税のお得な併用方法と注意点(2026年最新)」
  • 住民税からの控除上限(課税総所得の7%・最大136,500円):住宅ローン控除の住民税控除に関する各解説
  • 年収別上限額の目安:ふるなび/さとふる 控除上限シミュレーション(総務省の控除ルールに基づく目安)

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