一条工務店・アサヒグローバル・アイ工務店を比較した結果|同じ条件で仮プランを出してもらって決めました

家づくり記録(キャラ入り) 家づくり記録

ハウスメーカーは一条工務店・アサヒグローバルホーム・アイ工務店の3社を検討して、アサヒグローバルホームで契約しました。決め手は坪単価でも標準仕様でもなく、同じ条件を伝えて出てきた「仮の間取り図」の差です。カタログを何冊読んでも、この差は見えませんでした。

※本記事にはプロモーションが含まれます。

この記事は、どのメーカーが優れているかという話ではありません。3社をどう比べて、何を見て決めたのかというプロセスの記録です。契約したメーカーへの評価そのものは「アサヒグローバルホームはやばい?後悔・欠陥住宅の噂を施主が第三者検査で検証」に書いています。

らく子らく子
カタログを見比べても、正直どこがいいのか分からなかったのよね。
はた夫はた夫
結局、同じ条件で図面を1枚ずつ描いてもらったら、差が一発で出たよね。

まず前提:3社の位置づけはこれくらい違います

比較した3社は、価格帯も得意分野もバラバラでした。これは意図的です。似た会社を3社並べても比較になりません。

メーカー 坪単価の目安 位置づけ
アサヒグローバルホーム 約45〜63万円 ローコスト〜ミドルのコスパ型(最終的にここで契約
アイ工務店 約55〜85万円 ミドル・自由設計に強み
一条工務店 約80〜105万円 高断熱・高性能

※坪単価は一般に公開されている情報をもとにした目安です。実際の金額は仕様・面積・地域・時期で大きく変わります。

軸が違う会社を並べると、自分が何を優先したいのかが逆に見えてきます。「性能を取るのか、コスパを取るのか、自由度を取るのか」を、カタログではなく見積もりで突きつけられるからです。

1社目:一条工務店|評判で選んで、見積もりで外れました

最初に行ったのは一条工務店の展示場でした。理由は単純で、評判がよく、身近に建てた人がいて、その人がすごく勧めていたからです。ネットの口コミより、実際に建てた知り合いの話のほうが強く効きました。

展示場では、予算と土地の広さを伝えて、なんとなくの間取りを描いてもらいました。あわせて規格住宅のカタログももらい、ハマりそうな図面がないかとにらめっこしていました。

結果:見積もりが出てきて、やはり高かった

正直に言うと、予算的にローンは組めました。審査に落ちたわけではありません。それでも選びませんでした。

理由は「今後の人生のなかで、住宅費にかけるお金がそこまで高くなることを、価値観として良しとできなかった」から。借りられるかどうかではなく、その返済と何十年もつき合いたいかどうかで判断しました。この考え方は「住宅ローンの組み方」に詳しく書きました。

規格住宅も検討しましたが、要望が1つあるだけで合わなくなりました

一条工務店には規格住宅の選択肢もあり、価格・工期の面では魅力的でした。ただ、我が家にはグランドピアノを置く可能性があるという、あまり一般的ではない要望がありました。

カタログの図面とにらめっこしても、置ける間取りが見つかりませんでした。規格住宅は「多くの人にちょうどいい」形に最適化されているので、そこから外れる要望が1つでもあると、とたんに選べなくなります。

逆に言えば、譲れない条件が特にない方にとって、規格住宅はかなり合理的です。我が家がたまたま外れただけの話です。

2社目:アサヒグローバルホーム|同じ条件を伝えたら、予算が大きく違った

次に行ったのがアサヒグローバルホームです。ここも身近に建てた人がいたので、その紹介で伺いました。

ひとつ違ったのは、その人がよく家づくりについて調べている人だったことです。同じ「知り合いの紹介」でも、調べ込んだうえで選んだ人の実例は、情報としての濃さが違いました。

比較のやり方:予算と間取りを伝えて、仮でプランを作ってもらう

ここで我が家がやったのは、一条工務店に伝えたのと同じ条件(予算・土地・希望する間取り)を伝えて、仮のプランを作ってもらうことでした。

結果、その時点で一条工務店とは予算が大きく異なりました。坪単価の表を眺めていたときには「そういうものか」としか思えなかった差が、自分の土地・自分の希望で出された金額になった瞬間、意味を持ちました。

これがこの記事でいちばん伝えたいことです。カタログの坪単価は比較の材料になりません。同じ条件を伝えて、同じ土俵で出させて、初めて比較になります。

決め手になったのは、担当者の提案力でした

我が家は当初、1階のリビングにピアノを置く想定で、24畳ほどの広いリビングを図面に描いてもらっていました。ところが1階には玄関・浴室・洗面・脱衣・LDK・収納と、置きたいものが集中します。ピアノ1台ぶんのスペースを足そうとすると、必ずどこかが削られる。

ここで担当者から出てきたのが、「2階にホール的な空間を作って、そこに置く」という案でした。1階で無理に押し込むのをやめて、別の階に居場所を作る。言われてみれば単純ですが、自分たちからは出てこなかった発想です。

やりとりをしていて、明らかに反応が早く、要望に対して代案が出てくる。この差が最終的な決め手になりました。ピアノまわりの詳細は「グランドピアノを置く前提で注文住宅を建てた」に書いています。

3社目:アイ工務店|「当て馬」が必要になって、後から加えました

ここは正直に書きます。3社目は、値引き交渉のために加えました。

気持ちとしてはアサヒグローバルホームが本命でした。そこで競合させて交渉しようと考えたのですが、問題がありました。

一条工務店とは価格帯の差がありすぎて、当て馬として機能しなかったのです。坪単価で40万円以上違う相手を並べても、「そちらとは土俵が違いますね」で終わってしまいます。競合させるなら、価格帯が近い相手でないと交渉材料になりません。

そこで、もう少し現実的なラインで気になっていたアイ工務店にも話を聞きに行くことにしました。

展示場の印象は良かった。図面を頼むまでは

期待はあまりせずに行ったのですが、予算感や設備は結構よく、ここで注文する可能性も少し見えてきたというのが正直な感触でした。

ところが、図面を依頼してみたところ、上がってきた間取りの出来に納得できませんでした。おそらく経験の浅い方が担当されたのだと思います。設備や価格には魅力を感じていただけに、残念でした。

※これは我が家が受け取った1枚の図面についての感想であり、会社全体の設計力を評価したものではありません。担当者によって結果は大きく変わるはずです。

結果:値引き交渉をして、アサヒグローバルホームで契約しました

最終的に、本命はアサヒグローバルホームと決めたうえで、最後に値引き交渉だけさせてもらいました。納得のいく数字になったので、そのまま契約しています。

契約後の実額はこうなりました。

項目 契約時 最終
坪単価 49.34万円 約58万円
総額(土地代別) 約3,300〜3,400万円
延床 140㎡(約43.5坪)

坪単価は契約時から約9万円上がっています。オプションを足していけば当然そうなります。内訳は「アサヒグローバルホームの坪単価は約58万円」に契約書ベースで公開しています。

3社を回って分かった、比較の作法4つ

1. 軸が違う会社を2〜3社。似た会社を並べても意味がない

価格帯も得意分野も違う会社を並べたことで、自分たちが何を優先したいのかがはっきりしました。我が家の場合は「断熱・気密は譲れない」という軸が、この比較のなかで固まっています。

2. 同じ条件を伝えて、仮プランを出させる

カタログと坪単価だけでは差が見えません。予算・土地条件・希望を同じように伝えて、各社に金額と間取りを出させてください。同じ土俵に乗せて初めて、金額も設計も比較になります。

3. 図面の出来を見る。ここに会社の差が出る

これがいちばん再現性のある見極め方でした。見るべきはこの3点です。

  • 要望をそのまま形にしただけか、代案が付いてくるか
  • こちらが気づいていない制約を、先に指摘してくれるか
  • レスポンスが早いか

特殊な要望があるほど、この差ははっきり出ます。だから要望は最初の段階で伝えてください。間取りが固まってからでは、比べる材料が出てきません。

4. 当て馬は「価格帯が近い相手」でないと機能しない

これは実際にやってみて初めて分かりました。差がありすぎる相手を並べても、交渉材料になりません。本命と競合させたいなら、本命と同じくらいの価格帯の会社を選んでください。

なぜ担当者の質が、ここまで結果を左右するのか

最後にひとつ補足します。我が家が契約したメーカーは、打ち合わせが1回あたり4〜7時間で、契約の段階で「この項目はこの1回で決めます」と区切られる進め方でした。仕様や内装を決める主要な打ち合わせは、3〜4回に凝縮されています。

つまりやり直しがきかないということです。何度も設計を練り直せる会社もありますが、短期集中型の場合はその場で代案を出せる担当者かどうかが、そのまま家の出来に直結します。

だから「どのメーカーか」と同じくらい、「誰が担当か」を初回で見てください。カタログにも坪単価表にも、そこは載っていません。

まとめ

  • 3社は「軸が違う会社」を選ぶ。似た会社を並べても比較にならない
  • 同じ条件で仮プランを出させる。カタログの坪単価では差が見えない
  • 図面の出来で見極める。代案が出るか、制約を先に指摘してくれるか、反応が早いか
  • 当て馬は価格帯が近い相手でないと機能しない
  • 短期集中型の会社ほど、担当者の質が結果を左右する
  • 借りられる額と、借りていい額は違う。ローンが組めることは選ぶ理由にならない

我が家は一条工務店を「高いから」ではなく、「その金額を払っていいと思えなかったから」選びませんでした。性能は本当に魅力的でしたし、今でも良いメーカーだと思っています。比較の目的は、優劣をつけることではなく、自分の優先順位を見つけることでした。

資料を取り寄せる段階の考え方は「注文住宅の一括資料請求は「2〜3社に絞る」ために使う」にまとめています。

──以上、愛知県名古屋市の共働き夫婦・はた夫&らく子でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました