賃貸vs購入どっちがお得?共働き夫婦が注文住宅を建てた理由とコスト比較

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「賃貸と購入、どちらがお得か」は永遠のテーマです。正解は人それぞれですが、共働き30代夫婦の我が家が注文住宅を建てると決断したタイミングと判断基準を、正直な不安も含めてお伝えします。あくまで「我が家の場合」の体験談として、判断材料のひとつにしてください。


はた夫はた夫
家賃15万円を振り込むたびに「これ、10年で1,800万円が消えるのか…」って計算しちゃってさ。
らく子らく子
出た、すぐ計算する人。でも購入にも不安はあったから、うちがどう決断したかを正直に書いていくね。

賃貸派 vs 購入派、それぞれの言い分

賃貸派の主な理由

  • 転勤・ライフスタイル変化への柔軟性
  • 建物の修繕費がかからない
  • 固定資産税がかからない
  • 「家を持つ」ことのリスクを回避できる

購入派の主な理由

  • 家賃を払い続けても資産が残らない
  • 自分の好きな家に造り込める
  • ローン完済後は老後の住居費がぐっと下がる
  • 住宅ローン控除などの税制メリットがある

どちらにも一理あり、ネットで調べるほど「結局どっちなの?」と迷いました。最終的に我が家を動かしたのは、損得勘定だけではない複数の要素でした。


私たちが購入に踏み切った4つの理由

理由1:「お金が消える」感覚への違和感

賃貸の家賃月15万円を払い続けていたとき、「このお金は何も残らない」という感覚が年々強くなりました。10年で1,800万円が賃料として消えていく計算です。同じ額をローン返済に充てれば、10年後には家という資産が残る——この発想の転換が、検討を始めた最初のきっかけでした。

理由2:共働きで収入が安定している「今」が有利

収入が2人分安定しているタイミングは、ローン審査・返済計画の両面で有利です。特にペアローンを組む場合、2人の収入があることが借入可能額の増加と、住宅ローン控除を2人分活用できることにつながります。我が家もこの点は大きなメリットでした。

理由3:子どもが生まれる前後に「家の自由度」を求めた

賃貸では「子どもが走ったら下の階に響く」「壁に傷がついたら退去費用が…」という制約が地味なストレスでした。自分の家なら、子どもが走り回っても、多少壁に落書きされても、おおらかに過ごせます。子育ての時期に気兼ねなく過ごせる環境は、お金に代えがたい価値だと感じました。

理由4:共働き生活を支える設備を自由に選べる

食洗機・太陽光・宅配ボックスなど「共働き生活を支える時短設備」を自由に選べるのは注文住宅ならではです。賃貸ではこうした設備の選択肢はほとんどありません。我が家にとって、これは購入を後押しした大きな理由のひとつでした。


正直に言うと、不安もありました

前向きな理由ばかり書きましたが、決断の前には当然たくさんの不安がありました。「35年もローンを払い続けられるのか」「金利が上がったらどうしよう」「転職や病気で収入が減ったら」——夜に夫婦で何度も話し合いました。

その不安にどう折り合いをつけたか。我が家がやったのは、「片方の収入だけでも返済できる金額」に借入額を抑えることでした。背伸びして大きな家を建てるより、無理のない返済額にすることで、将来の不確実性への保険にしました。結果として、産休・育休で一時的に収入が下がった時期も、家計が破綻することなく乗り切れました。不安を消すのではなく、「不安があっても大丈夫な計画」にすることが大切だったと感じています。


決断する前にやってよかったこと

勢いで決めず、次のことをやっておいたのが正解でした。これから検討する方の参考になればと思います。

  • ライフプラン表を作る:教育費・車の買い替え・老後資金まで含めて、35年分のお金の流れを書き出しました。漠然とした不安が「見える化」され、判断しやすくなりました。
  • 家計の固定費を見直す:保険・通信費などを先に見直し、返済余力を正確に把握しました。
  • 複数のハウスメーカーで見積もりを取る:総額の相場感をつかんでから予算を決めました。
  • 賃貸を続けた場合の総額も計算する:購入と並べて比較することで、納得して決断できました。

賃貸が向いているケースもある

購入をすすめるばかりではありません。次のような状況では、賃貸の方が合理的な場合もあります。

  • 転勤が頻繁にある職業(転勤族)
  • 今後のライフスタイルが大きく変わる可能性が高い
  • 資産を流動性の高い形で持っておきたい
  • 住む地域がまだ決まっていない

家は人生で一番大きな買い物。周りが買っているからと焦らず、自分たちの状況に合うかどうかで判断するのが一番だと思います。


コスト比較シミュレーション(35年の場合)

項目 賃貸(月15万円) 購入(3,500万円借入)
月々の支払い 15万円 ローン約9〜11万円 + 維持費
35年後 約6,300万円消費・資産は残らない ローン完済・家という資産が残る
税控除 なし 住宅ローン控除(最大数百万円)

※シミュレーションは金利・地価・修繕費などの条件によって大きく変わります。あくまで一例です。


まとめ

「賃貸か購入か」は単純な金額比較だけで決まるものではなく、ライフスタイル・転勤リスク・価値観まで含めた総合判断です。

ただ、共働きで収入が安定し、子どもがいる(または予定している)家庭にとって、注文住宅の購入は十分に検討する価値のある選択だと、我が家の経験からは感じています。設備の自由度・税制メリット・住居費の見通しの立てやすさという点で、私たちには納得のいく判断でした。大切なのは、無理のない返済計画と、夫婦で十分に話し合って決めることだと思います。


購入して2年、正直に感じたデメリット

メリットだけでは公平ではないので、実際に持ち家になって感じたデメリットも正直に書いておきます。

まず、身軽さがなくなったこと。賃貸なら「気に入らなければ引っ越せばいい」という自由がありましたが、持ち家ではそうはいきません。ご近所付き合いや周辺環境とは長く付き合う前提になります。次に、修繕費の積み立てが必要なこと。外壁・屋根・給湯器など、10〜15年スパンで数十万〜百万円単位の出費が見込まれるため、我が家は毎月一定額を「家のメンテ費」として別口座に積み立てています。さらに、固定資産税も毎年かかります。これらは賃貸時代にはなかった負担です。とはいえ、これらを差し引いても我が家にとっては購入してよかったと感じていますが、「家賃がなくなる=完全に出費が減る」わけではない点は、検討段階で知っておくと後悔が少ないと思います。


実際に購入して変わった「お金の感覚」

賃貸時代は「お金が消えていく」感覚でしたが、家を購入してから変わりました。毎月のローン返済が「資産形成の一部」という感覚になり、お金の使い方が前向きになったのです。固定費(住居費)の見通しが立つことで、家計の予算管理もしやすくなりました。賃貸は更新時の家賃上昇リスクがありますが、固定金利のローンなら返済額が変わらない安心感もあります。


よくある質問

Q. 金利が上がったらどうなる?
A. 変動金利の場合は返済額が増える可能性があります。我が家はペアローンで固定と変動を組み合わせてリスクを分散しています。心配な方は固定金利中心の組み方も検討の価値があります。

Q. 共働きでローンを組む際の注意点は?
A. 産休・育休中の収入減を見込んだ返済計画が重要です。片方の収入だけでも返済できる額を上限の目安にすると安心です。

Q. 注文住宅か建売かで迷っている
A. コスト優先なら建売、設備・間取りの自由度優先なら注文住宅です。共働きの時短設備を自由に選べる点は注文住宅の大きな魅力です。


──以上、愛知県名古屋市の共働き夫婦・はた夫&らく子でした。それではまた、次の記事で!

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