注文住宅の照明費用は実際いくら?定価42万円が23.8万円になった全内訳

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注文住宅の打ち合わせで、意外と後回しにされがちなのが照明です。「照明って全部でいくらかかるの?」——我が家も、見積もりが出るまでまったく想像がつきませんでした。結論から書くと、定価では422,400円だった照明器具が、契約金額に計上されたのは238,381円でした。差額は184,019円です。この記事では、照明器具明細書に載っている51個ぶんの器具の単価と数量を公開します。なぜ4割近く下がったのかの仕組みも説明します。

らく子らく子
照明って、こんなに値引きされるものなの?定価のまま払うんだと思ってた。
はた夫はた夫
2段階で下がるんだ。まず「標準で付く分」が引かれて、そのあと割引がかかる。この仕組みを知らないと見積もりが読めない。

結論|定価422,400円が、実際は238,381円になった

我が家の照明器具明細書に載っている数字は、こうです。

項目 金額
定価小計(税抜) 384,000円
定価合計(10%税込) 422,400円
基本照明減額 −66,220円
基本照明減額後の定価(税込) 356,180円
3割引後の合計(税込) 249,326円
契約金額に計上された額(税込) 238,381円

定価422,400円に対して、最終的に計上されたのは238,381円。差額184,019円で、率にすると約44%下がっています。

※この記事の金額は、ハウスメーカーから受け取った照明器具明細書および内訳明細書(いずれも2023年12月28日付)に記載された数字です。器具9品目の定価合計・減額・割引後合計まで、書類の中で計算が合うことを確認しています。

ここで大事なのは、「3割引」と書いてあるのに4割以上安くなっていることです。理由は次の章で説明します。

なぜ4割下がるのか|値引きは2段階でかかる

見積もりが読めるようになるポイントは、照明の金額が2段階で下がることを知っておくことです。

1段階目:基本照明減額(−66,220円)

注文住宅では、もともと標準仕様として一定の照明が含まれています。そこから好みの器具に入れ替えるので、「標準で付くはずだった分」が先に差し引かれます。これが基本照明減額です。

我が家の場合、この減額が66,220円でした。定価422,400円からこれを引いて、356,180円になります。

2段階目:そこから3割引(−106,854円)

減額後の356,180円に、あらためて3割引がかかります。

356,180円 × 0.7 = 249,326円。これが照明器具明細書の最終行です。

つまり「定価からの割引率」と「見積書に書いてある割引率」は別物です。見積書には「3割引」と書いてありますが、標準分の減額と合わせると、定価に対しては約41%下がっている計算になります。

この構造を知らないと、他社の見積もりと比べたときに正しく比較できません。「うちは3割引です」と言われても、基本照明減額がいくら入っているかで最終額は変わるからです。

照明器具51個の内訳をそのまま公開【単価つき】

実際の明細です。すべて大光電機(DAIKO)の器具で、金額は定価(税抜)になります。

場所 品番 数量 単価 金額
リビング・ダイニング DDL-6004AWGDS 14個 7,000円 98,000円
キッチン・他 DDL-6104AWDS 14個 6,000円 84,000円
トイレ・他 DDL-4497AW 4個 18,800円 75,200円
土間収納・他 DDL-6102AWDS 10個 3,600円 36,000円
調光器 DP-37154EDS 2個 14,500円 29,000円
ポーチ DDL-4496AWDS 1個 18,800円 18,800円
ホール・他 DBK-40036ADS 3個 5,800円 17,400円
壁センサー DP-41172 1個 16,000円 16,000円
足元灯 DBK-36713DS 2個 4,800円 9,600円
合計 51個 384,000円

この明細から分かる3つのこと

1. リビング・ダイニングだけで14個・98,000円

いちばん金額が大きいのがリビング・ダイニングの14個(定価98,000円)です。全体の4分の1をここが占めています。

我が家はリビングにシーリングライトを付けず、ダウンライトだけにしました。天井に出っぱりがないぶん空間がすっきりして、部屋が広く見えます。ただしその代わり個数が必要になるので、金額は上がります。リビングを広く見せる工夫はオープンキッチンで開放感を出す工夫|19.5畳のリビングを広く見せた10のことにまとめています。

2. 調光器は1個14,500円と、意外に高い

見落としがちなのが調光器(DP-37154EDS)です。1個14,500円で、2個入れて29,000円。器具そのものよりも高い単価です。

「調光を付けるかどうか」は、なんとなくで決めると効いてきます。付ける場所を絞るのが現実的だと思います。

3. 単価は場所によって5倍以上の差がある

いちばん安い土間収納などが1個3,600円、いちばん高いポーチとトイレ系が1個18,800円5倍以上の開きがあります。

器具を減らすより、「高い器具をどこに使うか」を見直すほうが金額は動きます。

書類の段階で、金額はまだ動く【249,326円 → 238,381円】

ここは正直に書いておきます。

照明器具明細書の最終行には「3割引後合計 249,326円」と書かれています。ところが、契約金額に最終的に計上された「照明器具」の金額は238,381円でした。差額は10,945円です。

つまり明細書に書かれた金額と、最終的に契約金額へ計上される金額は、まだ動くことがあるということです。我が家の場合は下がりました。

じつは同じことが、樹脂サッシでも起きています。契約前の概算は「+50万円くらい」でしたが、設計で窓を小さくし数も減らした結果、内訳明細書では324,200円に収まりました。

見積書や明細書の数字は、最後の内訳明細書で必ず突き合わせてください。途中の書類だけを見て予算を組むと、ズレます。

契約時の資金計画では「照明器具20万円」だった

もうひとつ、正直に書いておきたいことがあります。

契約時(2023年8月)の総資金計画書では、照明器具の予算取りは20万円でした。それに対して、実際に計上されたのは238,381円約3.8万円のオーバーです。

これは我が家が特別だったわけではなく、契約前の予算取りと、仕様を固めたあとの実額はズレるということだと考えています。予算取りはあくまで目安で、器具を選んでいくうちに動きます。

照明は「20万円くらい」と言われたら、24〜25万円は見ておく——このくらいの感覚でいると、資金計画が崩れにくいと思います。同じことが浴室オプションでも起きており、その顛末は浴室オプションはどこまで付ける?25万円の自動洗浄を切って床だけ残した実額に書きました。

正直に書く、照明選びで失敗したこと

金額の話だけでなく、失敗も書いておきます。

ダウンライトは、スマートホーム化の対象外になりました。

我が家は入居後にSwitchBotでいろいろ自動化したのですが、ダウンライトは赤外線リモコンで操作するタイプではないため、SwitchBotの対象になりません。照明を選ぶ段階では、そこまで考えていませんでした。自動化できたもの・できなかったものは共働き夫婦のスマートホーム化|SwitchBotで自動化できた家電とできなかった家電に書いています。

スマート化を前提にするなら、照明の選定時点で「どうやって操作するか」まで決めておくべきでした。ここは順番を間違えたと思っています。

これから照明を決める人へのチェックポイント

  • 見積書の「◯割引」だけを見ない。基本照明減額がいくら入っているかで最終額が変わります
  • ダウンライトは「すっきり」と「個数」のトレードオフ。シーリングを外すと器具数が増えます
  • 調光器は単価が高い。1個14,500円。付ける場所を絞りましょう
  • 予算取りより2割前後は上がると見ておく。我が家は20万円の予算取りに対して238,381円でした
  • スマート化するなら、照明の選定時点で操作方法まで決める。後から気づいても手遅れです

よくある質問

Q. 注文住宅の照明費用は全部でいくらかかる?

A. 我が家は3LDK・約140平米で238,381円(税込)でした。器具は全部で51個です。定価では422,400円だったので、差額184,019円・約44%下がっています。

Q. 照明はなぜ定価より安くなる?

A. 値引きが2段階でかかるからです。まず標準仕様に含まれる照明のぶんが「基本照明減額」として差し引かれ(我が家は66,220円)、そのうえで残額に割引がかかります(我が家は3割引)。結果として定価に対しては4割前後下がりました。

Q. ダウンライトは何個くらい必要?

A. 我が家はリビング・ダイニングで14個使いました。シーリングライトを付けずダウンライトだけにしたためです。すっきりしますが、そのぶん個数と金額は増えます。

Q. 調光器は付けたほうがいい?

A. 便利ですが、1個14,500円(定価)と単価が高めです。我が家は2個で29,000円でした。全部の部屋に付けるのではなく、場所を絞るのが現実的だと思います。

Q. 照明の予算はいくら見ておけばいい?

A. 我が家は契約時の資金計画で20万円の予算取りでしたが、実際は238,381円でした。予算取りより2割前後は上がると見ておくと安全です。

まとめ

  • 我が家の照明費用は238,381円(税込・器具51個)。定価は422,400円で、差額184,019円
  • 明細書の「3割引後合計249,326円」から、契約計上時には238,381円まで動いた。書類の数字は最後まで動く
  • 安くなる理由は2段階の値引き。基本照明減額66,220円 → 残額に3割引
  • リビング・ダイニングの14個で98,000円と、ここが全体の4分の1
  • 調光器は1個14,500円と単価が高い。場所を絞るべき
  • 器具の単価は場所によって5倍以上の差がある
  • 契約時の予算取り20万円に対して実額238,381円。予算取りより2割前後は上がる
  • ダウンライトはSwitchBotの対象外だった。スマート化するなら選定時点で操作方法まで決めること

照明は、間取りやキッチンに比べると後回しになりがちです。ただ金額としては25万円前後になる項目で、しかも後から替えるのが面倒な設備でもあります。

見積書が出てきたら、「◯割引」の文字だけでなく、基本照明減額がいくら入っているかまで確認してみてください。

照明以外のオプション実額は注文住宅のオプション費用を全公開|実際に採用したものと満足度レビューに、建物全体の金額はアサヒグローバルホームの坪単価は約58万円|契約書の実額と総額3,300万円の内訳を施主が公開にまとめています。

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