「注文住宅を建てると結局いくらかかるの?」という疑問に、実際に建てた立場から実数でお答えします。建物本体だけでなく、外構・造成・諸費用まで含めたトータルの費用感を包み隠さず公開します。
※本記事にはプロモーションが含まれます。
💡 アサヒグローバルホーム関連:坪単価・相場はアサヒグローバルホームの坪単価は約58万円/評判・口コミはアサヒグローバルホームの標準仕様は3グレード|仕様書で確認した断熱・窓・制震の中身/選び方はアサヒグローバルホームはやばい?後悔・欠陥住宅の噂を施主が第三者検査で検証もどうぞ。
はた夫
らく子先に結論です。我が家の総額は約3,300〜3,400万円でした(土地代別)。内訳は建物本体 約2,500万円+オプション 約200万円+外構 約380万円+造成 約100万円+諸費用 約100〜150万円です。いちばん膨らんだのは外構で、当初200万円の予定が最終380万円になりました。
費用の全体像(概算)
| 費用項目 | 金額 |
| 建物本体(基本仕様) | 約2,500万円 |
| 建物オプション | 約200万円 |
| 外構工事 | 約380万円 |
| 造成工事 | 約100万円 |
| 諸費用(登記・ローン手数料等) | 約100〜150万円 |
| 合計(概算) | 約3,300〜3,400万円 |
※土地代は持ち土地のため含まず。家具・家電費用は別途。
建物本体・オプション費用
建物本体:約2,500万円
アサヒグローバルで建てた3LDK・延床面積140平米の建物費用です。標準仕様でこの価格。坪単価に換算すると約58万円程度(140平米≒43.5坪)。
オプション:約272万円
標準仕様から追加したオプションの合計です。主な内訳は以下の通り。
| オプション | 費用 |
| ミーレ食洗機への変更 | 約20万円 |
| キッチン天板をセラミックに変更 | 約40万円 |
| TOTO浴室床自動掃除機能追加 | 約8万円 |
| 耐力壁追加(壁掛けTV・大型鏡用) | 数万円 |
| 洗面台横 造作デスク+大型鏡 | 約7万円 |
| その他(センサー類・フロアタイル等) | 残額 |
オプション選びの詳細は「注文住宅のオプション費用を全公開」の記事をご覧ください。
外構費用:当初200万円→最終380万円
外構は当初200万円の予算で考えていましたが、実際には380万円かかりました。
なぜここまで膨らんだのか。主な理由は以下です:
- 駐車スペースのコンクリート施工
- アプローチ・門まわりの整備
- フェンス・境界ブロック
- 宅配ボックスの設置
- 植栽・照明
「外構は後でもできる」と軽く見ていましたが、建物完成後に後付けしようとすると割高になります。また、住んでみると「やっぱりここも整備したい」という箇所が出てきます。外構費用は建物費用の10〜15%を見ておくことをおすすめします。
造成費用:100万円(持ち土地でも必要だった)
我が家は親族保有の土地に建てさせてもらいました。土地代がかからないのはラッキーでしたが、造成工事で約100万円かかりました。
「平らな土地だから造成は不要では?」と思っていましたが、実際には:
- 地盤改良
- 土の整地・レベル調整
- 給排水の引き込み工事
これらが積み重なって100万円になりました。持ち土地でも造成費用がかかることを事前に把握しておくべきでした。これは完全に盲点でした。
正直に書くと、土地は「選んでいない」のに、そこにかなり助けられています
我が家は親族の土地に建てているので、土地を自分で選んでいません。土地探しの苦労を語れる立場ではない、というのが正直なところです。
ただ、2年住んでみて思うのは、今の暮らしの満足度は、建物の性能や間取りだけで決まっていないということです。目の前に公園があり、駅も近く、開発された区画のそばで町並みが新しくきれい。これらは設計でどうにかできる部分ではありません。正直に言えば、たまたま恵まれていただけです。
賃貸を何度も住み替えるなかで、家そのものに不満はないのに、周りの環境で暮らしやすさが変わるという経験を何度もしました。だからこそ、土地を選べる立場にある人は、建物の予算を少し削ってでも周辺環境を見に行く価値があると思っています。公園、歩道、街並みの新しさ、駅までの道のり。どれも図面には出てこない部分です。
諸費用:意外と馬鹿にならない
建物・外構以外にも、さまざまな諸費用がかかります。
| 費用項目 | 目安 |
| 司法書士費用(所有権保存・抵当権設定等) | 15〜30万円 |
| 住宅ローン手数料 | 30〜50万円 |
| 火災保険・地震保険 | 20〜40万円 |
| 印紙税・不動産取得税 | 数万〜十数万円 |
| 引越し費用 | 10〜20万円 |
これらだけで100〜150万円程度になります。家づくりの予算計画では必ず計上してください。
オーバーローンを活用した
我が家はオーバーローン(建物価格を超えた融資)を活用しました。
オーバーローンとは、住宅本体の費用に加えて諸費用・家具家電などもローンに組み込む方法です。自己資金が少ない場合や、手元現金を残したい場合に有効な選択肢です。
ただし、ローン総額が増えるため月々の返済額も増えます。また、金融機関によってはオーバーローンに対応していない場合があります。
家具・家電費用は別枠で準備する
建物・外構の費用とは別に、家具・家電費用がかかります。
注文住宅に引っ越す際、賃貸で使っていた家具がサイズ・テイストに合わなくなることも多い。我が家では家電(ロボット掃除機・空気清浄機など)と一部の家具を新調しました。
こちらも50〜150万円程度は見ておいた方が安心です。
【2026年8月追記】契約時の「総資金計画書」と、最終的にかかった額を並べてみた
契約したときにハウスメーカーからもらう「総資金計画書」が手元に残っていました。2023年8月20日付、つまり家づくりのいちばん最初に「これくらいかかりますよ」と示された計画です。
これと、実際にかかった額を並べます。計画がどこで当たって、どこで外れたのか——これから契約する人にとって、いちばん知りたいところだと思うので。
契約時に示された計画(2023年8月20日時点)
| 区分 | 項目 | 契約時の計画 |
|---|---|---|
| 1) ご契約金額 | 建物本体価格 | 2,132万円 |
| 付帯工事費用 | 266万円 | |
| 消費税 | 240万円 | |
| 太陽光発電システム(6.8kw) | 45万円 | |
| 金額合計(税込) | 2,683万円 | |
| 2) 指定業者請負 | 外構工事費用 | 200万円 |
| 地盤改良費用 | 70万円 | |
| 解体工事費用(造成工事含む) | 70万円 | |
| 小計 | 340万円 | |
| 3) その他諸費用 | 測量分筆費用(予算取り) | 100万円 |
| 水道関連費用 | 約65万円 | |
| 融資事務手数料・印紙代・他 | 55万円 | |
| 建物登記費用/カーテン25万/照明20万/火災保険11万/地震保険6万/つなぎ費用18万/地鎮祭3万/契約印紙1万 ほか | — | |
| 小計 | 334万円 | |
| 4) 土地取得関連 | 持ち土地のため計上なし | 0円 |
| 5) 予備費用 | 追加変更予算 | 50万円 |
| 資金計画[必要資金]総合計 | 3,407万円 | |
借入条件も同じ紙に書かれていました:借入 3,400万円/金利 0.40%/35年/月々の返済 約86,764円。自己資金は7万円です。
結論:総額はほぼ計画どおり。でも中身は全然違った
契約時の総合計は3,407万円。最終的にかかったのは前述のとおり約3,300〜3,400万円です。
総額だけ見れば、計画はよく当たっています。ここは正直、担当者の見積もりが上手だったと思います。
ただし——中身の配分は大きくズレました。
| 項目 | 契約時の計画 | 実際 | 差 |
|---|---|---|---|
| 外構工事 | 200万円 | 380万円 | +180万円 |
| 追加変更(オプション) | 50万円の予算枠 | 226万3,657円の追加変更契約 | 約4.5倍 |
この2つだけで350万円以上が計画からはみ出しています。それでも総額が3,400万円前後に収まったのは、測量分筆費用の100万円が「予算取り」で計上されていたように、余裕をもって積まれていた項目が結果的に浮いたからです。
つまりこういうことです。
- ハウスメーカーの資金計画書は、総額としてはかなり正確(あらかじめ余裕が仕込んである)
- ただし「外構」と「追加変更」は、ほぼ確実に計画を超える
- 超えた分は、他の項目の余裕で吸収される。その余裕を最初から自分の予算だと思ってはいけない
いちばん驚いたのは「契約書に書かれていた坪単価」
この総資金計画書には、坪単価49.34万円(施工面積43.21坪)とはっきり書かれていました。
一方、最終的な建物本体から計算した坪単価は約58万円です。契約の紙に書かれた坪単価と、最終的な坪単価には9万円近い開きがあります。
ズルをされたわけではありません。差の中身ははっきりしています。
| 内訳 | 金額 |
|---|---|
| 契約時の建物本体(税抜) | 約2,132万円 ÷ 43.21坪 = 坪49.3万円 |
| + 打ち合わせで追加したオプション | 約272万円 |
| + 消費税 | 約240万円 |
| = 最終的な建物の坪単価 | 約58万円 |
つまり「契約時の坪単価は、オプションを足す前・税抜の数字」ということです。坪単価は「どこまでを含めた数字か」で大きく変わります。この内訳の詳細は「アサヒグローバルホームの坪単価は約58万円」で契約書の内訳表とあわせて公開しています。
ハウスメーカーの広告や比較サイトで見る坪単価も、多くはこの「契約時ベース」に近い数字です。実際に払う坪単価は、そこから1割前後は上がるものとして予算を組んでください。
これから契約する人へ:計画書のどこを見るか
- 「予算取り」と書かれた項目を探す。我が家では測量分筆100万・追加変更50万がこれでした。実額ではなく枠なので、増減します
- 外構の金額は自分で上書きする。計画書の数字は最低ラインだと思ってください。建物費用の10〜15%が現実的です
- 追加変更の枠は、計画書の3〜5倍を見ておく。50万円の枠に対して我が家は226万円でした
- つなぎ費用が入っているか確認する。我が家は18万円が最初から計上されていました。入っていない計画書なら、その分は自分で足す必要があります
我が家が「予算オーバー」した正直な経緯
最初に立てた予算は約3,000万円でした。それが最終的に3,300万円前後まで膨らんだ経緯を、隠さずお話しします。これから建てる方が同じ轍を踏まないように、という思いです。
一番の誤算は外構でした。建物の打ち合わせに夢中で、外構は「とりあえず200万円くらい」と曖昧なまま進めてしまったのです。いざ建物が完成してから外構の見積もりを取ると、駐車場のコンクリート、フェンス、アプローチ、植栽…と積み上がり、最終的に380万円。約180万円のオーバーでした。建物完成後だと足場を組み直す必要が出るなど、後回しにするほど割高になることも痛感しました。
次に効いたのが、前述の造成費用100万円と、カーテン・照明・エアコンといった細かい費用の積み重ねです。一つひとつは「まあこれくらい」と思っても、合計すると数十万円。気づけば当初予算を大きく超えていました。教訓は、「建物本体の金額だけを見て安心しない」こと。最初から総額ベースで予算を組んでおけば、ここまで慌てずに済んだはずです。
意外と見落としがちな「細かい費用」
建物・外構・諸費用という大きな枠以外にも、見積もりに最初は入っていなくて「あとから地味にかかった」費用がいくつもありました。これから建てる方が予算を組むときの参考になればと、正直に挙げておきます。
- カーテン・ブラインド:全室分そろえると20〜40万円。意外と高額で驚きました。
- 照明器具:標準に含まれない部屋もあり、追加で10〜20万円。
- エアコン:各部屋に設置すると複数台で20〜40万円。
- 表札・ポスト・インターホン周り:細かいですが合わせて数万円。
- 地鎮祭・上棟式:やる場合はお供えやご祝儀で数万〜十数万円。
- 水道加入金・引き込み:地域によっては十数万円かかることも。
こうした「小さいけれど積み重なる費用」が、最終的に数十万円単位になります。我が家も「あれ、こんなにかかるの?」と何度か焦りました。大枠の予算とは別に、こうした細かい費用のためのバッファを30〜50万円ほど確保しておくと、終盤で慌てずに済みます。
費用を抑えるための3つのポイント
1. 外構予算は最初から多めに設定する
外構は予算を低めに見積もりがちですが、ほぼ必ず膨らみます。建物予算と同時に外構予算も現実的に計上することが重要です。
2. 諸費用・造成費用を忘れない
「建物+外構」だけで予算を立てると、諸費用や造成費用で予算オーバーします。建物費用の15〜20%程度を諸費用バッファとして確保してください。
3. オプションは「毎日使うもの・後から変えられないもの」に絞る
キッチン天板・食洗機など、後からでは変更が難しいものへの投資は価値が高い。逆に照明・カーテンなどは後からでも変えられるので、無理に建築時に決めなくてよい場合もあります。
費用と同じくらい読めなかったのが日程でした。契約から引き渡しまでの流れは 共働きの家づくりスケジュールは大変?契約から引き渡しまで8か月半の全日程を実日付で公開 にまとめています。
📚 引っ越し費用の実額と、費用を抑えるための段取りは「注文住宅は引っ越しが2回ある|8回引っ越して固まった荷造りの手順」にまとめています。
まとめ
| 費用項目 | 我が家の実績 |
| 建物(本体+オプション) | 約2,700万円 |
| 外構 | 約380万円 |
| 造成 | 約100万円 |
| 諸費用 | 約100〜150万円 |
| 総合計 | 約3,300万円前後 |
注文住宅の総費用は「建物費用×1.3〜1.4倍」で考えると現実的です。外構・造成・諸費用の積み上がりは想像以上です。資金計画は余裕を持って立ててください。我が家の経験から言えるのは、最初から総額ベースで考え、想定外の出費に備えて100万円ほどの予備費を持っておくと、終盤で慌てずに済むということ。家づくりは決断の連続ですが、お金の全体像を早めに把握しておくほど、安心して楽しめます。これから家を建てる方が、後悔のない資金計画を立てられることを願っています。
気になるメーカーの費用感を確かめるなら
複数のハウスメーカーの資料をまとめて取り寄せると、坪単価や総額の相場観がつかめます。簡単入力・無料です。 → 簡単入力3分!マイホームへのはじめの一歩【持ち家計画】
→ 我が家と同じ延床でいくらになるか、無料で相談する【すまいのいろはPlus】
![]()
![]()
──以上、愛知県名古屋市の共働き夫婦・はた夫&らく子でした。それではまた、次の記事で!
📚 アサヒグローバルホームについて知りたいことが他にもある方へ。坪単価・総額・評判・後悔・標準仕様までを1ページにまとめた「アサヒグローバルホームで建てた全記録|契約から入居までを施主が公開【まとめ】」から、必要なところだけ読めます。


コメント